「女帝〈1994年〉」(1994)

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“謎の女相場師“と噂され、バブル経済最盛期には数千億円の金を動かし、バブル崩壊とともに転落していった料亭の女将。当時の新聞紙上をにぎわした実在の人物をモデルに、その半生が再構築される。日活ロマンポルノ後期にデビュー、「女教師狩り」などの佳品を手掛けたすずき監督は、縫という存在を、男を手玉にとる魔性の女ではなく、成就できない男への愛情をマネー・ゲームで埋め合わせようとする悲運の道化として造型してみせた。

あらすじ

料亭・尾花の女将・恵は仕手集団の中心人物・高橋に気に入られ、一介の仲居から現在の地位を築き上げた、おくゆかしいがやり手の女性だった。1989年、時代はまさにバブル前夜。税金問題に四苦八苦していた恵は、丸勧証券会社の星野という男と出会う。星野は大金を自由に動かせる恵のような大口の顧客を欲していたのだ。恵は星野の指導の下、銀行に借金しては次々に株を買いまくり、莫大な利益を上げていった。まるでゲームのように行われる株売買。そんな恵の様子を見て、今は没落して若い妻と暮らしている高橋は複雑な思いに駆られるのであった。しかし、高橋の心配をよそにすっかり波に乗った恵は、丸勧証券以外の証券会社との取引も開始。料亭の奥に各会社の出張所を入れるほどの勢いを誇るのだった。ところが、恵のブレーン・星野が会社を突然やめて渡米したのを機に、恵のツキも終わりを告げてしまう。こうして、バブル時代の寵児・女相場師は舞台から消えることになるのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1994年
配給 ケイエスエス
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