「海は見ていた」(2002)

65点65
黒澤明が着手しながら映画化を断念したシナリオに『日本の黒い夏・冤罪』の熊井啓が挑戦。客に惚れやすい娼婦が挫折の果てに希望を取り戻すまでを、ユーモラスかつ颯爽と描き切る。

あらすじ

江戸・深川の岡場所にある”葦の家“の若い娼婦・お新は、女将さんや姐御肌の菊乃らから「客に惚れてはいけない」と遊女の哀しい掟を教えられていたものの、刃傷沙汰を起こし勘当された身でありながら彼女の元に通い詰める房之助に想いを寄せるようになっていた。だがある日、勘当を解かれた報告にやって来た房之助は、別の女性との婚礼をお新に告げる。実は、彼はただ勘当の身の辛さを忘れる為だけにお新の元に通っていただけなのだった。絶望の日々の中、お新の前に謎めいたひとりの青年・良介が現れる。良介の不幸な生い立ちを知り、自暴自棄になっていた彼を励ますうち、再び客である良介に惹かれてしまうお新。そんな夏のある日、深川を嵐が見舞う。激しい雷雨、川の氾濫、高潮……逃げそびれた菊乃とお新は屋根へと避難するが、そこへ一度は火事場泥棒にやって来た菊乃のヒモ・銀次を殺害しほとぼりが冷めるまで上方に逃げた筈の良介がふたりを助けに引き返して来た。しかし、壊れかけた舟の定員はふたり。迷わず残ることを決めた菊乃は、ふたりを見送ると満天の星空をひとり見上げるのだった……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2002年
製作国 日本
配給 ソニー・ピクチャーズ=日活=ソニー・シネマチック=インタービジョン=「海は見ていた」製作委員会=エー・アイ・アイ=ソニーPLC=テレビ東京=黒澤プロダクション
上映時間 119
公開日 2002年7月27日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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