「百万円と苦虫女」(2008)

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人と距離をとることで自分を守る21歳の鈴子は家を出て、見知らぬ街へ。そこで黙々と働いて百万円貯まったら、また別の街へ……少し風変わりな暮らしは彼女にどんな変化をもたらすのだろうか?映画・ドラマと出演作の続く蒼井優が本作でついに映画単独主演を務め、主人公・鈴子を好演している。脚本と監督は『赤い文化住宅の初子』のタナダユキ。

あらすじ

短大を卒業後、就職に失敗した21歳の佐藤鈴子(蒼井優)。仕方なくウェイトレスのアルバイトを続けていた彼女は、友人からルームシェアを持ちかけられる。話に乗ったものの、事件に巻き込まれて警察の厄介に。家族の非難を受けた鈴子は“百万円貯まったら出て行きます!”と宣言。新聞配達にビル清掃、苦情受付係などを掛け持ちして働く。やがて百万円の貯金を達成して家を出た鈴子は、海辺の街に辿り着く。アルバイトを始めた海の家ではかき氷の腕を褒められ、ユウキ(竹財輝之助)というサーファーの青年に何かと声を掛けられる。だが、貯金が百万円になると次の土地を目指して出て行く。山間の村へ辿り着いた鈴子。喫茶店店主(笹野高史)が彼女に桃畑農家の住み込みのバイトを世話してくれる。デリカシーはないが優しい春夫(ピエール瀧)と、その母親の温かい老婆(佐々木すみ江)との田舎暮らし。楽しい日々だったが、村おこしのための“桃娘”役を断ったことで、村にいづらくなる。次に訪れたのは、東京から特急電車で1時間ほどの地方都市。ホームセンターでアルバイトを始めた鈴子は、先輩店員の中島亮平(森山未來)にお茶に誘われる。彼を信頼し、刑事告訴されたこと、百万円貯めては転々としていることなどを明かす。そんな彼女に中島は“好きです”と告白、2人の幸せな日々が始まる。だが、中島は鈴子の貯金が百万円に近づくと、金の無心をするようになる。中島に別れを告げた夜、いじめられっ子だった弟の拓也から手紙が届く。そこには、いじめっ子に反撃したことなどが書かれていた。拓也の言葉に感きわまった鈴子は、ひとしきり泣いてから、今までの自分を振り返り、これからの決意を綴る。次の街へ行くために駅へと向かう鈴子。そのあとを中島が自転車で追いかけていることは知らない。駅へ続く階段を登った鈴子は、今まで過ごした街を振り返り、改札に向かって力強く歩き始める。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2008年
製作国 日本
配給 日活
ヘッド館 シネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋
上映時間 121
公開日 2008年7月19日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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