「暗くなるまで待てない!」(1975)

77点77
京都府立医科大学に在学中だった大森一樹が、8ミリの長編「明日に向かって走れない!」「死ぬにはまにあわない!」に続いて撮った16ミリ作品。「冒険者たち」を下敷きに、暗くなるまで待てずに出没してしまう吸血鬼の映画を撮る学生たちの姿を描く。大森の映画への愛が切々と伝わってくる好編だ。タイトルは映画館での上映が待ち遠しいとの意味も。

あらすじ

神戸の街。自閉的な青年梅田は、ある日喫茶店でちょっと面白い女の子と知り合いになった。彼女は撫子ちゃんといって、前衛美術の創作をやっている少女である。梅田の大学には佐倉という映画キチガイの先輩がいた。彼にとって鈴木清順は神様なのであった。飲み屋で知り合ったチンピラやくざ風の男風間が競輪で大穴を当ててしまい。この金で佐倉は念願の映画を撮ることになった。吸血鬼映画で、主演は友人の萩本と撫子ちゃん、殺し屋役で風間が助演する。撮影が終わり、映画ができあがりそうになった時、撫子ちゃんは某映画監督にスカウトされて「マリリン・モンロー・ノーリターン」という商業映画に出演することになってしまう。主演女優の出席しないカントク佐倉の処女作の試写会は、彼の行きつけの飲み屋でささやかに行なわれたのであった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1975年
製作国 日本
配給 桃色遊戯
上映時間 70
カテゴリ 人間ドラマ
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