「恋人をさがそう」(1967)

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ラグビー部のキャプテン・哲夫は大学受験を控えたある日、彼をたった一人で育ててくれた母の交通事故の報を聞く。哲夫は進学をあきらめ、手術代を稼ぐためマネージャー・田鶴子の父に紹介してもらった新聞の配送係に。やがて母が回復し、再び受験に取り組む哲夫の脇には田鶴子が……。月刊誌『平凡』に連載された大林清の同名小説を映画化した青春歌謡もの。

あらすじ

ラグビー部のキャプテン伊地知哲夫は、部員たちと大学受験を間近かに控えてハッスルしていた。そんな時、哲夫の母あつ子が車にはねられ重傷を負うという事件が起った。母ひとり子ひとりの家庭なので、哲夫は進学をあきらめ母の手術費を稼ぐためにアルバイトをすることに決めた。ラグビー部のマネージャー田鶴子の父の紹介で毎朝新聞で発送の仕事をすることになったのである。一方、あつ子をはねた車はまだ捕っていなかった。昼の休みに喫茶店で勉強する哲夫は、ウェイトレス佳子と親しくなったが、同じ発送部の猿金はそんな哲夫に敵意の眼を向けていた。ある日、哲夫は田鶴子の推薦もあって、編集部で仕事をすることになった。亡き父が新聞記者だったこともあって、哲夫はその仕事を喜んだ。そんな時、哲夫の親類だという女子大生幾子が現われて、九州の祖父に会って欲しいと頼んできた。あつ子の許しを得て祖父達之助に会った哲夫は、その若者らしい態度で達之助の心をつかんだ。天草一の大金持ちである達之助は、自分の事業を継ぎ、幾子と結婚してくれと哲夫に言ったが、哲夫はそこで初めて知った従兄長太郎が達之助の後継者にふさわしいと答えた。哲夫は自分の未来は自分で開拓しようと決心していたのだった。東京に帰った哲夫は、田鶴子から母をはねたのが幾子のクラスメートで金持ちの放蕩息子一彦だと知らされた。何とか証拠を隠そうとする一彦だったが、哲夫の追求に、ついにひき逃げを白状した。そんな時あつ子の手術も無事に終った。ちょうど、あつ子を見舞いに来た達之助は、哲夫の進言通り幾子と長太郎を結ばせることにした。二人は前から愛し合っていたのだ。一方、哲夫は、今はこころおきなく来年の入試を目ざして頑張ろうと、心に決めていた。そんな哲夫に田鶴子はそっと寄り添うのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1967年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 81
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