「人妻集団暴行致死事件」(1978)

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東京近郊の半農村で養鶏業を営む男とチンピラ3人組。3人は男の妻を犯してショック死させ、男は妻の体を屍姦する。わかったようでいて実は何もわかっていない人生の虚しさを描いた、田中登監督の代表作の一つ。当時、大麻事件で逮捕された室田日出男の映画復帰第1作ともなった。

あらすじ

有田善作・二十歳・池本礼次・十八歳、歌川昭三・二十歳・の三人は一つの職場に落ち着けず転職を重ねるハミダシ者であった。青春のハケ口を見つけられない彼ら三人の関心は女の肉体とセックスでしかなかった。久し振りに再会した三人は泥酔するほど飲み、金がなくなると、卵を盗んでスーパーに売り払おうとした。翌朝、三人は逮捕されるが、親達が卵の持ち主、江口泰造に賠償金を払い、彼らを釈放させる。昔、テキ屋をしていた泰造は三人の無軌道ぶりに昔の自分を思い浮かべる。やがて、泰造と三人は年の差を越えた仲間意識で結ばれ毎晩のように飲み歩くようになった。泰造の家で酒盛をしているとき、三人は技美子に会った。技美子は後妻で、いかがわしい料理屋の女中をしていたとき泰造に見染められたのだった。技美子は知的障害気味だが、地獄の底から引抜いてくれた泰造に献身的に尽くす。心臓の弱い技美子に夜の営みはきつい、だが、苦痛にゆがむその顔を泰造は歓びの表情と思っていた。泰造と若者が飲み歩いたある晩泰造を家まで送った三人は満たされぬ欲情で苛立った。泰造が寝込むのを確めた三人は、技美子に襲いかかる。泣きながら泰造に助けを求める技美子を三人は何度も犯す。と、そのとき、全身を痙攣させて、絶叫とともに技美子の心臓は止まった。三人は逮捕されたが執行猶予の判決が下る。泰造は技美子の死因が心臓麻痺と知り愕然となった。半年後、泰造は技美子の写真を手に、変り果てた姿で死んでいた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1978年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 96
映倫 R18+
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