「アズールとアスマール」(2006)

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76点76
『キリクと魔女』のミシェル・オスロ監督が描く冒険と成長の物語。中世のイスラム世界を舞台に、ヨーロッパから来た青年と幼なじみのアラビア人青年の友情の復活を描く。アラベスク素材による背景美術の鮮やかさ、冒険譚の面白さもさることながら、オスロ監督が以前からテーマにしている異文化の衝突がさらに深く追求されていて胸を打つ。日本語吹替版の翻訳と演出は『キリクと魔女』と同様、高畑勲が担当。

あらすじ

青い眼を持つアズールと黒い瞳を持つアスマール。アラビア人の乳母ジェナヌのもと、アズールはヨーロッパの領主の子、アスマールは貧しい他国者の乳母の子と身分の違いはあっても、ふたりはおやつもお乳も子守唄も半分ずつ。まるで兄弟のように暮らしていた。しかし身分も人種も違えば、生活は異なってくる。立派な服を着て、剣道に乗馬にダンスにと忙しいアズールに対して、それを見ているだけのアスマール。お互いの違いがケンカの種になるのもしょっちゅうだったが、困った時は助け合う本当は仲の良いふたり……しかし別れは突然やってきた。アズールが寄宿生活をすることになり、領主はジェナヌとアスマールを屋敷から追い出してしまう。時は流れたが、成長したアズールはジェナヌの唄っていた子守唄を忘れることができない。その歌に出てくる「ジンの妖精」を救うため、海を渡ることを決意する。辿り着いた憧れの国で最初に耳にした言葉は「青い眼は不吉」。遠いイスラムの地で仕方なく盲目のふりをして暮らすアズールだったが、旅の途中、聞き覚えのある声を耳にする。すぐにジェナヌだとわかるも、商売で成功し、大富豪になっていたジェナヌは、物乞い同然の青年をアズールだとは気付かない。そこでアズールは、幼い頃にジェナヌに聞いた子守唄をアラビア語で唄ってみせる。ジェナヌもアズールと気付き、再会に涙を流す二人。そこへアスマールが帰ってくる。彼は「ジンの妖精」を救うため、明日旅立つという。自分も行きたいと名乗り出るアズールだが、アスマールは過去の恨みから別々に旅をすることを主張する。ひとまず一緒に行動することになったが、しかし度重なる危険の中で、アスマールは兄弟のように仲が良かったころの感情を取り戻していく。旅の果て、彼らは2つの門へ辿り着く。どちらが「ジンの妖精」のいる場所へと続いているのか、そしてアズールとアスマールはどういう選択をするのであろうか。 【キネマ旬報データベースより】
原題 AZUR ET ASMAR
製作年 2006年
製作国
配給 三鷹の森ジブリ美術館
ヘッド館 シネマ・アンジェリカ
上映時間 99
公開日 2007年7月21日(土)公開
カテゴリ ファンタジー
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