「赤い文化住宅の初子」(2007)

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65点65
『タカダワタル的』などで知られ、『さくらん』では脚本を手がけたタナダユキ監督が、松田洋子の同名コミックを映画化。あまりにも幸薄い中学生の少女・初子の切ない純愛を描く。作品を観て書き下ろしたというUAの主題歌も聴きモノ。

あらすじ

広島。中学三年生の初子(東亜優)は、文化住宅で貧乏生活を送っている。母に先立たれ、父は幼い頃に蒸発。二人暮らししている兄の克人(塩谷瞬)は高校を中退して働いているが、稼いだ少ない金を風俗に使ってしまう始末。初子は勉強を教えてくれる同級生の男子、三島(佐野和真)に恋心を抱いているが、彼と約束している志望校の東高に行く学費を捻出するのは難しかった。ラーメン屋でアルバイトしつつ、「赤毛のアン」の主人公アンの幸運な境遇に嫉妬の念を燃やす毎日。まもなく、克人は勤めていた工場をクビになり、自暴自棄になる。未払いで電気も止められるが、初子は三島が自分と結婚の約束をしてくれたことを心の支えにしていた。そんなある日、初子はひょんなことから知り合った中年の女性・栄子(浅田美代子)に、精魂会という怪しげな組織に連れていかれる。そこで酔いつぶれて寝ていたのが、いつも男遊びばかりしているやる気のない担任教師の田尻(坂井真紀)。田尻は初子をピンチから助け出し、戒めの言葉をささやいた。そして中学を卒業。結局、初子はビスケット工場で働くことになり、三島は東高に進学。二人の恋仲は続いていたが、その夏、失踪していた父親(大杉漣)が浮浪者となって現れる。克人に激しく拒否された父親は、母の遺影と共に文化住宅で焼身自殺を図った。すべてを失った初子と克人は、大阪へと旅立つことに決める。そしてホームで電車を待つ初子のもとに、授業を抜け出した三島が見送りに駆けつけてくるのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2007年
製作国 日本
配給 スローラーナー
上映時間 100
公開日 2007年5月12日(土)公開
カテゴリ ラブ・ストーリー
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