「Lie lie Lie」(1997)

65点65
しゃべりまくる豊川悦司、変なパーマ頭の佐藤浩市、豪快な飲みっぷりを見せる鈴木保奈美。3人の共演が楽しい痛快な作品。詐欺師コンビと女編集者が仕掛けた“大嘘“の行方を描く。

あらすじ

不眠症の電算写植オペレーター・波多野は、昼も夜も黙々と写植を打つ日々を送っている。その彼のもとに高校時代の同級生・相川が現われ、生鮮食品買い付け会社の代表取締役をしていると説明し、商売の種である珍種の貝を預けていった。その貝を腐らせてしまって以後、相川は何となく波多野の所に居つくようになる。実は相川は詐欺師だった。仲間のよっちゃんと取り込み詐欺をはたらいて北海道へ逃亡した彼は、千頭組組長の娘・キキと関係を持ち、彼女から大金を借り逃げしたあげく、千頭組の田に命を狙われて波多野の元に辿り着いたのである。そんな折、波多野の出入りの印刷屋・三谷から医師協会年史競合プレゼンの話を耳にした相川は、自分を造本家だと売り込み、見事な話術と芝居とで年史製作の注文を獲得してしまった。いつの間にかその詐欺の相方をつとめていた波多野と言えば、睡眠薬でラリった時には、無意識に大量の原稿を写植機で打っている。相川はこれを、過去の外国に実例の見られる幽霊が書いた本として、出版社に売り込もうとした。応対した女性編集者の美咲は、原稿の内容に感嘆しながら、翻訳者だという相川の嘘も見抜く。だが仕事と会社と不倫上司の口説きに倦み、波多野の魂に魅かれつつある美咲は、自分も詐欺に加わることを条件に出版の話を進めていった。美咲は初版印刷部数の数字をわざと書き間違えて上司と会社に打撃を与えようとするが、結果、本は大量販売されることになる。文学者・平沢とのテレビ討論もあって出版は大成功となったが、その記念パーティの席で相川がキキと田に捕まり、キキを説得して相川を救う美咲の姿を見た波多野は、彼女へ抱いていた想いを閉じ込めてしまった。そして相川が去った数日後、もう無意識の原稿を打たなくなった波多野は、写植機を通じて美咲に想いを告白する。美咲もまた同じ想いだと応えたその時、相川が次の話を持って戻って来た。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1997年
製作国 日本
配給 東映=ポニーキャニオン=博報堂
上映時間 123
公開日 1997年10月4日(土)公開
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