「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996)

【DVD発売中】

71点71
ハリウッドの二大風雲児、Q・タランティーノとR・ロドリゲスがコンビを組んだホラー・アクション。凶悪な強盗犯兄弟の逃亡劇と彼らを待ち受ける事件をスタイリッシュに描く。凶悪なセスとリチャードの兄弟は、銀行を襲撃してメキシコへと逃亡。モーテルに立ち寄った二人は、トレーラーで旅する元牧師一家を人質に取り、無事国境を越え、仲間の待つ酒場へと向かう。だが、酒場が吸血鬼の巣窟だったことから、彼らは夜明けまで壮絶な戦いを繰り広げる。

あらすじ

冷徹なプロの兄セス(ジョージ・クルーニー)と、残忍で病的な弟リチャード(クエンティン・タランティーノ)の凶悪な犯罪者コンビ、ゲッコー兄弟は銀行を襲撃し、中年の女性銀行員を人質に取り、ニューメキシコに向かって逃走中だった。だが、リチャードが人質を強姦し、惨殺してしまう。2人は仕方なく、新しい人質を探すことにし、同じモーテルに泊まっていた家族に白羽の矢を立て、その親子3人を拉致した。父親のジェイコブ・フラー(ハーヴェイ・カイテル)は元牧師で、妻を亡くしてことから信仰心を失い、19歳の娘ケイト(ジュリエット・ルイス)と16歳の息子スコット(アーネスト・リウ)の3人で、ニューメキシコへ行って新しい生活を始めるためにトレーラー・ハウスで旅をしていた。ゲッコー兄弟は国境越えのためにフラー一家の車で一路メキシコ国境を目指した。一行はケイトの機転で国境警備員(チーチ・マリン)の追求をかわして入国に成功すると、兄弟が仲間と落ち合う予定の酒場「ティティ・ツイスター」に向かった。そこは荒野の真ん中でけばけばしいネオンサインが点滅する不夜城だった。彼らが店に入ろうとすると、客引きのチェット(チーチ・マリン)が引き止めようとしたが、セスが叩きのめし、5人は店に入った。店内は薄暗い照明の下、トップレス・ダンサーたちがエロチックな踊りを繰り広げるいかがわしい雰囲気に包まれ、むさ苦しいバイカーとトラック・ドライバーたちで一杯だった。一行がテーブルに着くと、巨大なニシキヘビを体に巻きつけた美女、“地獄のサンタニコ”(サルマ・ハエック)の妖艶な踊りが始まった。5人がそれに見とれてると、セスに鼻を潰されたチェットがバーテンのレザー・チャーリー(ダニー・トレホ)や用心棒たちと現れ、再び険悪な雰囲気に。ナイフを出して迫るチェットたちに、セスとリチャードは銃を出して威嚇した。が、その時、5人の後ろに立っていたサンタニコの体が宙に浮くと、世にもおぞましいヴァンパイアに変身し、リチャードの首に噛みついた。と同時に、店のあちこちでダンサーや店員たちが変身を始め、客たちは恐怖に絶叫し、逃げまどった。何が起こったか理解できないまま、5人はヴァンパイアに立ち向かい、ほとんどの客が殺される中で、股間に銃を仕込んだバイカーのセックスマシーン(トム・サヴィーニ)やヴェトナム帰りの黒人フロスト(フレッド・ウィリアムソン)の2人の猛者が戦いに加わり、バトルを繰り広げた。だが、リチャードがヴァンパイアに変身し、セスは弟を殺した。続いてセックスマシーンが、次にフロストが変身し、残った人々は彼らを倒す。そして、ジェコブもヴァンパイアに噛まれ、彼は人間としての意識があるうちに子供たちを助けようと決意する。倉庫にあった武器を手に、彼らは店から脱出しようとするが、ついにジェイコブまでも変身した。ケイトは涙ながらに父親を倒すが、その間にもヴァンパイアの群れは増え続けるばかり。スコットも殺され、絶体絶命と思われたその時、セスがこの店で落ち合う約束をしていたカルロス(チーチ・マリン)とその部下が彼とケイト救出し、ヴァンパイアたちは夜明けの太陽光線を浴びて死滅した。セスはケイトに金を渡して別れを告げ、やがて彼女も立ち去った。 【キネマ旬報データベースより】
原題 FROM DUSK TILL DAWN
製作年 1996年
製作国
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