「AKIRA」(1988)

【DVD発売中】

76点76
第三次世界大戦から31年後の2019年。舞台は東京湾上に建設された新都市・ネオ東京。職業訓練学校生の鉄雄は、逃走中の超能力開発実験体の子供と遭遇したことから、ともに軍の研究所へ運ばれる。一方反政府ゲリラは、かつて東京を壊滅させたあと、カプセルの中で眠り続けているとされる“アキラ“を覚醒させようとしていた。ゲリラの一員の少女と知り合った鉄雄の兄貴分の金田は、鉄雄救出のため研究所に潜入する。しかし超能力に目覚めた鉄雄と対決することになり……。大友克洋が、その長編大作を自らの指揮でアニメ化、壮大なスケールのサイバー・パンクSFに仕立て上げている。ほとんど実写を思わせるリアルな作画は、圧巻の一語。特に未来都市の崩壊を細密に描いたクライマックスは、これまでのアニメ映画にはない興奮に満ちている。民族音楽をベースにした芸能山城組の音楽も、映像とよく溶け合い、音と映像による近未来の黙示録が誕生。海外の映画ファンにも深く愛されるジャパニメーションの名作。

あらすじ

1988年7月、東京で核爆発が発生、第3次世界大戦が勃発した。2019年、ネオ東京では軍の指揮下で新兵器・超能力の研究が進められていた。キヨコ(25号)、タカシ(26号)、マサル(27号)ら永久幼年者はエスパーの実験体で、もう一人のアキラと呼ばれる28号は超能力があまりに強大でコントロールできないためカプセルの中で眠らされていた。職業訓練校生の鉄雄は友人の金田らとバイクで走っていたところタカシと遭遇。避けようとしたが、転倒して重傷を負ってしまう。そして鉄雄はタカシと共に軍に連れ去られ、エスパーとしての訓練を受けた。やがて鉄雄は恐るべきパワーを身につけ、周囲を破壊していく。自分にも軍にもコントロールできないのだ。その力はアキラにも匹敵し、またアキラを目醒めさせる危険も出てきた。金田はゲリラのケイと手結んで鉄雄を止めようとするが、どうにもならなかった。軍の施設を抜け出し、アキラの眠るオリンピック会場建設場へ進む鉄雄を、軍やゲリラ、金田らが追う。鉄雄はついにアキラのカプセルを壊すが、アキラの正体はバラバラに保管された脳神経だった。キヨコ、タカシ、マサルは3人の力を合せてアキラを甦らせ、鉄雄を全く別の宇宙へと連れ去るのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1988年
製作国 日本
配給 アキラ製作委員会
上映時間 124
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