「不良少女魔子」(1971)

【DVD発売中】

60点60
日活アクション映画最後のプログラムの1本である。ヤクザ組織の庇護の下で、夏純子扮する魔子の率いるズベ公グループの無軌道ぶりを描く。蔵原惟繕監督の弟・蔵原惟二の監督デビュー作で、宍戸錠がスケ番グループを束ねるヤクザの組長を貫禄十分に演じた。

あらすじ

この町を仕切る安岡組に籍を置く兄貴田辺の顔もあって、魔子は、ユリ、春美、カズミ、早苗などを引き連れて相手かまわず吊し上げてその日を送っていた。ある日、魔子たちは、ゴーゴークラブで、秀夫、徹、洋次、サブたちのグループに近ずき、秀夫を表に連れだし脅迫した。翌日、この決着をつけるために、秀夫たちは魔子を捕らえ、彼らのアジトである自動車修理工場に連れ込んだ。しかし、秀夫は全裸にした魔子をだまって見逃した。魔子が秀夫たちにさらわれたと聞いた田辺たち安岡組組員たちは、洋次の足を刺した。秀夫は、安岡組への復讐のため組の資金源である売春婦をさらい、さらにマリワナを横取りした。そのため、嫌疑は、マリワナの運び屋をしている魔子にかかり、安岡組のリンチによって、魔子は仕方なく秀夫たちのしわざだと口を割ってしまった。その結果、マリワナを金に替えるために町にやってきた秀夫と徹は捕えられ、魔子たちと同じように、マリワナの運び屋をすれば今までのことは水に流してやると脅され、徹はこの脅しに屈服した。秀夫たちは、仲間を裏切った徹をグループからはずし魔子たちを連れて町を去り、近くのキャンプ場にアジトを作って、安岡組への対抗計画を練った。そして、マリワナを安岡組へ流している外国人を襲撃したが、徹の口からアジトがばれてしまい、秀夫の留守に組員たちによって女たちは手ごめにされ、ナナが殺されてしまった。さらに数日後、秀夫も殺されてしまった。魔子は、暴力団に身を売り、かつての仲間を死に追いやった徹に激しい怒りを覚えた。異常な眼つきで徹を捜し歩く魔子の姿を見た兄田辺は、これ以上組にたてついても無駄だと説得したが、魔子の気持は変らなかった。争いの末、魔子は田辺の匕首を奪い刺してしまった。田辺は魔子の名前を呼びながら静かに息を引きとった。翌日、プールサイドでマリワナをさばいている徹の背後にナイフをかくし持った魔子の姿があった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1971年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 83
チケット 前売りチケットを購入する