「学園広場」(1963)

【DVD発売中】

0点--
とある街に東京から転校してきた修二。彼はその学校に伝わる、校内一勇敢な男に“勇者の帽子“を授けるという風習がイタズラ半分の悪習と化していることに義憤を抱く。反抗的な修二に制裁を加えようとする猛者たちと渡り合い、帽子は誰の手に渡るのか……。若き倉本聰が脚本に参加した青春熱血もの。

あらすじ

東京からこの街の学校に転校して来た山内修二は、この学校に古くから受け継がれている、風習に義憤を感じた。それは“勇者の帽子”と称して、校内で一番勇気のある者に与えられる風習だった。現在は上級生の古山がそれをかぶっていた。今年のその栄光は、街の有力者でレストランを経営する隅田が、立てたヌード画の看板にペンキで服を着せたものということになった。悪質なイタズラをもって勇気と讃える古山たちに、修二は怒りを感じた。だが、問題の帽子を欲しがる者達は、ヌード画に挑戦していた。その頃古山は大切な帽子を紛失して蒼白になっていた。古山達は日頃、反抗している修二の仕業と思い、呼びだして制裁を加えた。傷だらけの修二を見た姉の洋子は、PTAの一員として、学校に抗議したが、水商売のため派手な身なりが話題となって、修二は白眼視された。そんな中で上級生の船田一夫だけが優しくいたわった。ハンサムな船田は、隣りにある多摩女学院の女生徒達の人気の的だった。中でも勝又智恵子は一夫と恋人同士であった。その頃隅田興業では、社長の隅田と社員の奥山が、老人ホーム建設資金の公金横領を企んでいた。一方仲間はずれの誤解もとけた修二は、帽子は自分が受けついでみせると宣言した。その頃、高校生に化けた奥山は、一千万を持ってこの街を出た。がどうした訳か、奥山が勇者の帽子を被っていたため、高校生が追いかけた。一方修二は夜、ヌード画のペンキ塗りに出かけ、九分九厘で完成という所で隅田にみつかりつれ去られた。翌朝、ヌードが洋服を着たことから街は大騒ぎとなった。悪事がばれたとかんちがいしてあわてた隅田は、修二に横領金を押しつけた。一方一夫、古山は修二を救いに現場に行き、若者の正義感は、奥山らを改心させ、隅田は公金黄領の罪で逮捕された。今こそ本当の勇者修二の頭に“勇者の帽子”が輝いた。今は同級生の拍手をうけてうれしそうだ。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1963年
製作国 日本
配給 日活
チケット 前売りチケットを購入する