「それでもボクはやってない」(2006)

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78点78
『Shall we ダンス?』の周防正行監督が11年ぶりの新作に選んだテーマは「裁判制度」。通勤電車内で痴漢に間違われた男の1年に渡る裁判の様子を描く内容で、深刻な社会問題になっている痴漢冤罪事件から日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにする。主演には注目俳優・加瀬亮を起用。周囲を固める役所広司ら実力派との演技合戦も見逃せない。

あらすじ

就職活動中の金子徹平(加瀬亮)は、会社面接に向かう満員電車で痴漢に間違えられて、現行犯逮捕されてしまった。徹平は警察署での取調べで容疑を否認し無実を主張するが、担当刑事に自白を迫られ、結局拘留されてしまうことになる。さらに検察庁での担当副検事の取調べでも無実は認められず、ついに起訴されてしまった。徹平の弁護に当たるのはベテラン弁護士・荒川(役所広司)と、新米弁護士・須藤(瀬戸朝香)だ。徹平の母・豊子(もたいまさこ)や友人・達雄(山本耕史)たちも徹平の無罪を信じて動き始めた。やはり痴漢冤罪事件の経験者で今でも自分の無罪を訴え続けている佐田(光石研)も協力を惜しまないと言う。一同はまず事件当時、徹平のことを「犯人ではない」と駅員に証言した女性を探そうとするが、見つからなかった。そんな中、ついに徹平の裁判が始まる。幸運なことにこの裁判は、公平な判決を下すことで有名な裁判長が担当することになった。そして荒川たちの追及によって明らかにされていく警察の杜撰な捜査内容。一見状況は徹平側に有利に進んでいるように見えた。しかし、途中で裁判長が交代することになり、俄かに雲行きは怪しくなっていく。何といっても刑事事件で起訴された場合、裁判での有罪率は99.9%と言われているのだ。そんな時、事件の目撃者の女性が見つかり、裁判で証言をすることになった。さらに弁護側は、実際の現場状況を再現したビデオを作って提出するなど、徹平の無実を勝ち取るためにあらゆる努力を尽くしたのだった。しかし、判決結果は有罪。落胆する徹平たち。しかし、判決を聞きながら徹平は、裁判所がとりあえずの判決を下す場所でしかないことを悟る。そして、自分は絶対に無実だという真実を、これからも主張していくしかないという決意を抱くのだった。弁護側は判決を不服として控訴した。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2006年
製作国 日本
配給 東宝
ヘッド館 シャンテシネ他
上映時間 143
公開日 2007年1月20日(土)公開
カテゴリ 社会派ドラマ
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