「映画監督って何だ!」(2006)

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日本映画監督協会創立70周年を記念して製作された異色作。「監督に映画の著作権がない」という現在の著作権法に異を唱える、彼らの主張をドラマ仕立てで描く。大島渚、鈴木清順、阪本順治ら日本の名だたる映画監督200名が総出演!

あらすじ

オープニングは“設立秘話”。1936年(昭和11年)2月26日未明、東京・神田の駿台荘に集まった伊丹万作、衣笠貞之助、伊藤大輔、村田実、牛原虚彦の5監督が衆議一決、日本映画監督協会の設立を決定した。折りしもこの日は、「動乱の昭和」の予兆となった「2.26事件」の当日だった。次に、映画は一転して時代劇になる。登場するのは浪人・管徳右衛門(小栗康平)と、元・花魁の脚本太夫(阪本順治)。ふたりの間に生まれた子供を、悪徳大家・著作軒二十九が用心棒を連れて奪いに来るアクション劇。いうまでもなく、カントクとキャクホンの間に生まれた「作品」を、「著作権29条」が奪っていく――この映画のテーマ、「著作権問題」のアナロジーである。さらに著作権にかかわる話は、女弁士(小泉今日子)と男弁士によって案内される。女弁士は“歴史探偵”となって、1931年(昭和6年)、日本帝国議会での著作権法改正法案説明者、内務省警保局図書課員・小林尋次氏を訪ね、当時の「映画監督と著作権の関係」を尋ねる。小林氏は「完成された映画の著作権は映画監督が原始取得するものであるが、契約に基づき、完成と同時に映画会社に移るものとして意見を統一した」が、「質問を受けなかったので答弁の機会はなかった」と応えて、無情にも冥界に去っていく。しかしその内容は、小林氏の著した「現行著作権法の立法理由と解釈」(昭和33年文部省発行)に明記されている。1971年施行の改正著作権法は、著作権は「著作者が映画の製作に参加することを約束しているときには、映画製作者に帰属する」と、監督の著作権をまったく認めていない。そして映画は、1960年代の著作権制度審議会や、69年、70年の衆参両院の文教委員会での現行著作権法の審議過程を黒海議事録を基に精密に再現されてゆく。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2006年
製作国 日本
配給 マジックアワー=日本映画監督協会
ヘッド館 ユーロスペース
上映時間 88
公開日 2006年11月4日(土)公開
カテゴリ ドキュメント
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