「長い散歩」(2006)

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71点71
『少女』、『るにん』で映画監督としても高い評価を受ける俳優・奥田瑛ニ。彼の監督3作目は老人と少女の道行きを描くロードムービーだ。家庭を崩壊させた過去を背負う初老の男が、隣室に住む幼児虐待を受けた少女と旅に出る姿を、奥田監督は愛情深い視点で見つめていく。主演を務める名優・緒方拳の抑制された佇まいが心に残る1作だ。

あらすじ

定年退職するまで高校の校長を勤めてきた安田松太郎(緒方拳)は、アルコール依存症の妻(木内みどり)を亡くす。安田は一人娘の亜希子(原田貴和子)と別れ、愛知県の片隅にある小さな二階建てのアパートの一室に移り住んだ。自分の過去を清算するような松太郎の質素な一人暮らしが始まった。隣室には水商売風の女(高岡早紀)が、幼い一人娘(杉浦花菜)と暮らしていた。松太郎は、ボール紙で作った擦り切れた天使の羽根を背中につけたその少女をよく見かけていた。日ごろの隣室の物音から母親による娘の虐待を知った松太郎は、母親の情夫を青竹の剣で叩きのめし、彼女を救った。しかし虐待され続けた少女は、他人とのコミュニケーションができない。全てを拒絶したままの少女を連れ、松太郎は旅に出た。めざす場所はおのずと決まっていた。昔、家族と行ったことのある山の頂である。ある夜、彼女は突然、自分の名を松太郎に告げた。少女の名前は幸(サチ)。娘の姿が見えなくなった二日後、幸の母親は警察に届け出た。同じ時にいなくなった隣人の松太郎が誘拐犯人と特定されるまでにさほど時間はかからなかった。果たして二人は、目的の地へと辿り着けるのだろうか? 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2006年
製作国 日本
配給 キネティック=ゼロ・ピクチュアズ=大喜=朝日放送
ヘッド館 渋谷Q-AXシネマほか全国順次公開
上映時間 136
公開日 2006年12月16日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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