「酒井家のしあわせ」(2006)

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ごくごく普通の家族が、ある事件から家族の絆を見つめなおす人間ドラマ。友近とユースケ・サンタマリアが演じる、妙にリアルな夫婦に反抗期の息子と、5歳のかわいい娘。彼らが家族崩壊の危機に立たされた時、そして、互いの愛の深さに触れた時、何を感じるのか。監督は、本作が長編デビューとなる呉美保。その鋭く、やさしい眼差しに圧倒される1本だ。

あらすじ

一見ごく普通の家族・酒井家。中学2年生の次雄(森田直幸)と妹・光(鍋本凪々美)。母・照美(友近)、父・正和(ユースケ・サンタマリア)の四人家族は関西のとある小さな町に住む。しかし実は照美は再婚で、次雄は事故死した前夫との間の子。光は父親違いの妹という少し複雑な家庭で、次雄はそういう家族関係を近頃疎んじ始めていた。そんなある日、正和が突然家を出て行くという。その理由は、正真正銘男性である同僚の浅田君を好きになったからと言う。照美はあきれ、光は事態をうまく飲み込めない。何も手がつかなくなった次雄は、親友のナリ(栗原卓也)と喧嘩してしまう。心の拠り所を探し、実父の実家を訪ねた次雄は、実父と母の話を聞く。二人は毎日喧嘩しては離婚すると言い、父が亡くなった日は、皆で出かける予定だったが朝に喧嘩し、父が兄だけを連れて出てそれっきりになってしまった。その後、母は何度も川に身を投げようとしていた。実父と照美の意外な関係を聞き、次雄は家族の“脆さ”と“尊さ”を感じ始める。家に帰ると、大阪へ引っ越そうと照美が告げる。天神祭の日、次雄は偶然、家を出た父・正和を見かける。浅田が正和に、病院に見つかる前に帰ろうと声をかけた。次雄が浅田を問い質すと、病院に案内された。実は、一連の騒動は末期がんに侵された正和が、照美に二度も亭主を失くす不幸を味合わせたくないばかりに仕組んだ苦しい嘘だった。次雄は怒りながらも、父親の優しさを感じる。照美に正和のことを泣きじゃくりながら打ち明ける次雄。照美は、正和の病気を調べ上げており、大阪に引っ越すのも正和を看病する環境を作るためだった。家族は正和の死を前にまた一つになっていく。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2006年
製作国 日本
配給 ビターズ・エンド=「酒井家のしあわせ」フィルム・パートナーズ
ヘッド館 アミューズCQN他
上映時間 102
公開日 2006年12月23日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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