「大地の詩−留岡幸助物語−」(2010)

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『石井のおとうさんありがとう』などで児童福祉文学賞を受賞した山田火砂子が、村上弘明、工藤夕貴を主演に、“不良少年更生の父“と呼ばれた留岡幸助の生涯を描く。岡山県に生まれ、幼くして商家の養子になった幸助は、少年時代の理不尽な喧嘩をきっかけに不平等な身分社会に憤りを感じる。少年感化に情熱をかけた偉人の人生が力強く展開していく。

あらすじ

岡山県高梁に生まれた留岡幸助(村上弘明)は、生まれてすぐに商家の養子となる。少年時代のある日、金持ちの武士の子に一方的に殴られたことを許せず、相手を打ち負かしてしまう。だが、それが原因で米屋を営む実家は得意先を失い、幸助は学校を退学する羽目に。学問の道を閉ざされ、商人になることを強いられた幸助は、幼くして不平等な身分社会に憤りを覚えるのだった。青年に成長した幸助はキリスト教へ入信し、同志社英学校神学科に入学。24才で卒業すると丹波教会の牧師となる。多くの人に信頼される牧師として活曜した幸助だったが、明治24年、金森通倫牧師(小倉一郎)の勧めで妻、夏子(工藤夕貴)と子供を連れて北海道の空知にある監獄の教誨師に就任。当時の空知集治監には重罪犯二千人を収容、その中には終身刑を3つも4つも持つ囚人もいた。強制労働などの過酷な刑罰を受ける囚人たち。幸助はなんとか彼らを更生させ、監獄を改革しようと、3年に渡って囚人たちの過去を調査する。そして、犯罪の芽は幼少期に発することを知り、幼い頃の家庭教育の大切さに気づく。また、幼なじみが犯罪者となっていたことも少年感化に従事する一因となった。生涯の目標を見つけた幸助は教誨師を辞めて渡米、2年をかけて欧米の監獄事情を学ぶ。帰国後、少年感化を実現すべく北巣鴨の一角に“家庭学校”を設立し、広く感化を要する子弟を教育する少年感化事業の先駆者となる。後に巣鴨の地が都会的になると、ルソーの『エミール』の中の“子供を育てるには大自然の中が一番”という説に感銘を受け、北海道、遠軽の地に家庭学校を設立するのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2010年
製作国 日本
配給 現代ぷろだくしょん
ヘッド館 新宿武蔵野館
上映時間 116
公開日 2011年4月9日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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