「デストロイ・ヴィシャス」(2010)

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【DVD発売中】

70点70
耳の聞こえないパンクロッカーの女性とヤクザの男の心の交流を、架空都市の中に描いた島田角栄監督作。主演を務めるのはギャスパー・ノエ監督の『エンター・ザ・ボイド』などに出演するなど、国際的にも活躍の場を広げている松本さゆき。精神の病に冒されている彼女の母親役には内田春菊、ほか鳥肌実など脇を固める個性派俳優たちにも注目したい。

あらすじ

組長の命が狙われていると勘違いした新見は、子分の斉藤とともに敵対するヤクザの組員を10人殺害してしまう。敵対する組のお尋ね者になったあげく、自分の組にすら見放された新見らは、行き場もないまま闇雲に街中を逃げ回っていた。そんな折、新見は聾パンクロッカーのマリア(松本さゆき)と出会う。複雑な家庭の事情を抱え、マリアもまた自分の居場所を失っていた。ふたりは出会った瞬間から、不器用にしか生きられない者同士の親密な心のつながりを感じる。しかし、愛をあきらめていた彼らがようやくお互いを愛おしいと感じ始めたのも束の間、新見を狙う刺客が次々と現れ、ふたりは血にまみれた抗争に巻き込まれていく。阿修羅のごとき姿に武装した新見が最後の死闘を繰り広げる中、ネオオオサカシティーの上空に、あの伝説のネックチェーンのベーシストが蘇る。そのベースに呼応するように、マリアのかきならす激しいギターが絶望的な叫びをあげ、愛しき者への祈りを捧げるのだった。やがて崩壊のきらめくカオスの中で、ふたりの物語は切なすぎる神話になる……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2010年
製作国 日本
配給 PUNK FILM
ヘッド館 ユーロスペース
上映時間 120
公開日 2011年3月5日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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