「あの波の果てまで 完結篇」(1961)

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あらすじ

横田弁護士と共に九州から帰京した千秋は、夫の池尻のため法廷の証言台に立ったが、裁判は有利に展開しなかった。その時、協力を申し出た宮原産業の社長宮原は、千秋を自分が経営する箱根ホテルのフロント係に世話してくれた上、黒岩を説得して今度の事件の責任は、すべて自分にあるのだと証言させてくれた。おかげで池尻は執行猶予ということになった。その頃竜一が上京して来た。千秋はこれを機会に池尻と別れ、竜一と結婚しようと決心した。だが、池尻はどうしても千秋と別れることを承知せず、あげくの果てに千秋に傷を負わせるという乱暴を働いた。宮原は警察を呼ぼうとしたが、千秋は執行猶予の池尻をかばってすべてを内密にしておいてくれと頼んだ。それに感心した横田は池尻を呼んで千秋と離婚することをすすめたが、池尻は頑として受付けなかった。幸い千秋は傷が軽かったので全快と同時に、漁業観測船の水産技師になって宮城県の女川へ赴任した竜一の後を追うことにした。宮原はそのために千秋がホテルをやめるのを喜ばなかった。彼も千秋に野心を抱いていたのだ。千秋は後に残す、母さとのことを思って悩んだが、母は新子の店の手伝いをして暮らすから心配ないと、却って千秋を励まし女川へ出発させた。千秋が女川へ着いた日は竜一が航海に出かける日であった。だが、千秋を嫉視する竜一の下宿の娘和子に邪魔され、千秋が港へかけつけた時は、すでに竜一を乗せた船は出港した後だった。余りのことに悄然となった千秋を、見るに見かねて、船長の知り合いの小料理屋の女将が助け、その世話になることとなった。やがて竜一が帰港する日、突如襲った台風に竜一の乗っている船は沈没、竜一は絶望と伝えられた。呆然とする千秋。しかし竜一は死んではいなかった。海上に抛り出されて漁船に救われていたのだ。千秋の前に竜一が現れた。ふたりはしっかりとだきあって変らぬ愛を誓いあった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1961年
製作国 日本
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