「バッシング」(2005)

画像

57点57
昨年のカンヌ国際映画祭で大きな反響を呼んだ、社会派ドラマ。一昨年のイラクで起きた“日本人人質事件“をテーマに、周囲からバッシングを受ける女性の孤独と決別を描く。現代の日本社会に迫る小林政広監督の鋭い視点が光る1本だ。

あらすじ

北海道のとある海辺の町で暮らす高井有子(占部房子)は、突然、アルバイト先のホテルをクビにされた。有子は中東の戦時国でボランティア活動をしている最中、武装グループに拉致・監禁されて、人質となった。無事に解放されて帰国したものの、自己責任を問われ、世間から激しいバッシングを受けていた。ホテルの支配人・井出(香川照之)いわく、そんな有子の存在が職場の雰囲気を悪くしているという。その頃、有子の父・孝司(田中隆三)もまた、30年間勤めた工場から退職を強いられた。有子の行動を非難するメールや電話が工場にまで寄せられ、業務に支障をきたしているという。辞表を提出した孝司は家に籠もり、昼間から酒を煽るようになった。そしてある日、マンションのベランダから飛び降り自殺した。葬儀後、それまで有子を見守っていたはずの継母・典子は、ついに抑えていた感情を有子にぶつけた。帰国してから会話の途絶えていた有子と典子だったが、その夜、初めて互いの心情を吐露する。有子は泣きながら、再び中東へ戻ることを典子に告げる。有子は、戦火の中で生きる子供たちへの駄菓子をスーツケースに詰め込むと、家を出た。それは、有子の日本との決別だった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2005年
製作国 日本
配給 バイオタイド=モンキータウンプロダクション
ヘッド館 シアター・イメージフォーラム
上映時間 82
公開日 2006年6月3日(土)公開
カテゴリ 社会派ドラマ
チケット 前売りチケットを購入する