「春との旅」(2010)

画像

【DVD発売中】

72点72
ロカルノ映画祭で最高賞に当たる金豹賞を含む4冠に輝いた『愛の予感』など、国際的に高い評価を受ける小林政広監督の最新作。“生きることとは何なのか“をテーマに、終の棲家を探しに出た老人と孫娘の旅を描く。映画作品としては実に9年ぶりの主演を果たす名優、仲代達矢が、人生の最終段階を迎えた主人公を体現。その渾身の演技が忘れがたい。

あらすじ

北海道、4月。まだ風が土を愛でることのない厳しい寒さの中、元漁師の忠男(仲代達矢)は、18歳の孫・春(徳永えり)と共に気の乗らない東北への旅に出ることになる。二人が訪れたのは、忠男の兄・重男(大滝秀治)の家だった。決して折り合いのよくなかった兄に、忠男は突然、自分を養ってくれと切り出す。足を痛めている忠男は、ひとり娘が死んでからは春に面倒を見てもらいながら暮らしてきた。だが、春が仕事を失い、これを機に東京に出ることを考えていると知り、忠男は最後の住まいを求めて重男に会いに来たのだった。しかし、忠男は重男に同居を断られてしまう。と同時に、重男と妻の恵子(菅井きん)が抱える事情を忠男は知ることになる。そして忠男は、次に弟・道男(柄本明)のもとを訪ねようとする。忠男の面倒を兄弟に見てもらうことを提案したのは春であった。だが、過去から逃れることができず、避けてきた感情や事実と向き合わざるを得なくなった祖父の姿を見て、春は自分の言葉を後悔していた。そんな祖父の葛藤やもがきを一緒に体験しながら春は、やがてある感情が芽生え出してくるのだった……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2010年
製作国 日本
配給 ティ・ジョイ=アスミック・エース
ヘッド館 新宿バルト9
上映時間 134
公開日 2010年5月22日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
チケット 前売りチケットを購入する