「刑事物語 部長刑事〈でかちょう〉を追え」(1961)

0点--

あらすじ

横浜に殺人事件が発生した。闇ドル買いの仲間割れで、立川基地の殺人に使用された拳銃スペイン製アストラ・オートマチックが使われていた。かねて警視庁のブラック・リストに載っている闇ドル買い容疑の小松川芸能社の社長小松川が、警視庁部長刑事佐藤保郎と大学の同窓であることから、捜査二課ではオトリ捜査を決意、佐藤部長を解職した。それとは知らない、父親の佐藤刑事は驚きと怒りに保郎をせめるのだった。保郎は小松川の事務所に勤めることになった。保郎の最初の仕事は、水田という金融業者から闇ドルを強引に引き出すことであった。保郎が水田の事務所に入って行った時、すでに水田は絞殺死体となっていた。あわてて飛び出す保郎の顔を女中のトメが目撃していた。捜査本部ではトメの証言からモンタージュ写真が作られていった。その顔はまさしく保郎の顔であった。課長からこの捜査をおりるようにいわれた源造であったが、息子を自分の手で捕まえるまで私の辞表を預ってくれるよう泣いて頼むのだった。その頃、保郎はロジータのマダム弓子のアパートに隠れていた。弓子は情夫の小松川よりも保郎に次第に魅かれていった。小松川はダフ屋の信公から闇ドルを買うことになり、その使いを保郎に頼んだ。場所は、小松川興行が主宰しているジャズフェスティバルの劇場の奈落だった。一方、源造は四〇年の刑事生活をこの捜査にかけたかのように、必死になって水田と小松川の線を追った。源造の年期の入った勘と経験は、確実に事件の中心へと迫っていった。保郎は二課に連絡、すべての手配を完了して劇場の奈落に乗りこんでいった。信公も小松川も一網打尽にされた。水田を殺したのはダフ屋の信公で、保郎が水田を訪ねる直前に水田はすでに信公によって殺害されていたのだ。「お父さんこれはオトリ捜査なんです」という保郎の説明を聞き終ると源造は泣き笑いの顔を課長に向けた。課長はニコニコ笑いながらうなずいてみせるのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1961年
製作国 日本
上映時間 55
チケット 前売りチケットを購入する