「現代っ子」(1963)

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倉本聰と引田功治が脚本を担当した連続TVドラマの映画化作品で、監督には中平康があたっている。父の突然の死によって別々に生活しなければならなくなった長男、次男、長女のそれぞれ3人の異なった生き方を描くシリアスな青春ドラマ。

あらすじ

交通巡査だった父が突然死んで、やすしと好夫は佃島の五郎叔父の家に、母の正子とチコは成城の石田家に分散することになった。石田家はやすしの親友清の家、運輸会社の社長である石田の親切に正子は感激したが、子供たちは家政婦として働くのだから世話になるのは向うだという。働き口を探すやすしの歌がちょっとイカすのに目をつけた清は、TVタレントとして彼を売り込んだ。が、そのあまりに強引なやり方に頭にきたやすしと遂に大喧嘩、パトカーまでかけつける騒ぎとなった。事情を聞いた好夫が石田と談判の結果、やすしは石田運輸に入社出来た。隅田川にある会社には亡父の旧友田原老人もはしけの船頭として勤めており、やすしと好夫はその舟に住まわせて貰うことになった。早速好夫は級友たちを呼び船を見学させ貢物を取上げたり、やすしは隣の舟の洋子を連れて来て恋を語ったりした。恐れていた停年退職の時がやってきて、やけ酒を飲んだ田原老人は事務所の窓ガラスを叩き割ってしまった。好夫は自分が犯人だと名乗り出、事務員達の前で弁償すると大見得を切った。弁償金三千円は好夫たち“現代っ子”を題材にマスコミに売り出している担任の安川先生から絞ろうと思ったが、うまくいかなかった。チコは修学旅行の資金にせっせと貯めた金を牛乳びんに入れて庭の池に沈めておいたのだが、当日あけてみるとそれはすっかり盗まれていた。好夫の仕わざと判ってやすしは好夫を殴った。テコは旅行に行けなかったが好夫を責めなかった。翌日、好夫は酒に酔って河に落ち溺れかかっていた田原を救った。好夫は警視総監の表彰状と金一封を貰い、早速安川先生といっしょにインタビューを受けたが、大人たちの偽善を感じるとプイと席を立ってしまうのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1963年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 95
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