「月給13,000円」(1958)

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あらすじ

−−ビル街の一角、太洋ゴムの人事課に、陸奥吾朗は九州支社から転勤してきた。課員は、万年課長の亀野、立身出世主義の鮎川、酒好きの好人物鱸(すずき)、のんきな竜野など。吾朗の住むことになった独身寮には、エレベーターガール・のり子と恋仲で“永すぎた春”を続ける経理課員貝塚、寮の小母さんのお気に入りで娘の婿にと見こまれた厚生課員鱒見などがいた。みんなそれぞれ違った人間だが、懸命に一月働いてわずか一万三千円の安月給であることは共通していた。会社の代表的美人は、ミス太洋ゴムの帆立なぎさとイカレ娘の田西マキだった。なぎさは、吾朗の同僚浅利と恋仲だが、気の弱い浅利の日和見主義的社員振りをあきたらなく思っていた。吾朗がフンドシを買いになぎさの父の洋品店に行ったので、二人は親しくなった。鮎川が盛んにゴマをする鮫島総務部長と蛭田経理課長とは、香港への生ゴムの密輸を企てていた。吾朗は、蛭田に追い廻されるなぎさを救い、鮎川と絶交してしまった。なぎさの母の病気で、一万円の金の借用を申し込まれた浅利は、何故かはっきり答えない。蛭田が用立てを申し出、代償になぎさの肉体を求めようとしたが、吾朗が郷里への送金の分を用立て、二人は益益親しくなった。入社試験の係になった吾朗は、社長紹介の大事な取引先の息子のカンニングを摘発した。社長の鶴の一声で、カンニング生は特別入社し、代りに成績優秀な浅利の弟高彦が落されてしまった。−−鮫島、蛭田の汚職がバレて、二人はクビになり、鮎川も左遷された。直後の人事異動で、総務部長にはコメツキバッタの秘書課長がなり、亀野を推す人事課一同の期待は空しかった。吾朗は不正入社の件で社長にカミツいたので、北海道へ転勤させられる。なぎさは生一本な彼よりも、優柔不断な浅利を選んだ。その方が安定性があるワ。吾朗は淋しくつぶやく。いいんです。僕、失恋になれているんデス。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
上映時間 99
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