「女の復讐」(1989)

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ドストエフスキーの小説『永遠の夫』を映画化。一年前、交通事故で夫を失ったセシルは、夫にスージーという愛人がいたことを知り、彼女のもとを訪れる。セシルの出現におびえるスージー。そのスージーを、セシルは精神的に追い込んでいき……。B・ダルとI・ユペールが、全編にわたって息苦しいほどの緊張感あふれる演技合戦で見せた妻と愛人の壮絶な戦い。

あらすじ

一年前に死んだ夫アンドレにスージー(ベアトリス・ダル)という愛人がいたことを知った妻セシル(イザベル・ユペール)は、駆り立てられるように彼女のもとへ向かう。突然のセシルの出現に動揺するスージーだったが、やがて一人の男を愛した2人の間に嫉妬と猜疑を伴った奇妙な共犯関係が生まれてゆく。そこへ新たにセシルの現在の愛人ステファン(ジャン・ルイ・ミュラ)が加わる。3人で一緒に過ごすうち、スージーは危険な罠を感じつつもステファンに魅かれ、関係を持ってしまう。案の定セシルはそれを知ると憎悪をむき出しにしてスージーを追い詰めた。そんなある日、スージーのしたことが原因でセシルが2人の男に乱暴されるという事件が起き、セシルは放心状態になってしまう。今や2人の力関係は目まぐるしく入れ替わり、憎悪と罪悪感のはざまで感情の緊迫状態は極限にまで達しようとしていた。その均衡はついに一発の銃声によって破られた。スージーが自らの胸を撃ちぬいたのである。それはセシルの思惑通りのはずだったにもかかわらず、どうやら勝ったのはスージーの方だったらしい。彼女の死に顔を見たセシルは初めて自らの内面の真実を知り、それに耐えかねたかのようにその場を逃げ出したのだった。 【キネマ旬報データベースより】
原題 LA VENGEANCE D'UNE FEMME
製作年 1989年
製作国
上映時間 133
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