「修羅桜」(1959)

10点10
松竹映画3000本記念作品。将軍家斉の治世。老中・大野備前守は、幕府転覆を企て、その資金として、大阪城に隠してある黄金300貫を江戸まで、岩波半兵衛に運ばせようとする。半兵衛は道中で黄金の使い道を不審に思い、どこかへ隠した。半兵衛は幽閉され、その息子・又四郎は、消えた父と黄金を探すが……。次々に登場するスターの顔ぶれも楽しい。

あらすじ

将軍家斉の治下。老中筆頭大野備前守は、幕府転覆のクーデターをくわだて、その資金として大阪城に隠匿の黄金三百貫を江戸へ直送せんとしたが、その宰領に当った岸波半兵衛は黄金の途中を危惧し、宇都谷峠で金塊を瓦礫とスリ替え某所に秘匿した。激怒した大野は半兵衛を人外境に幽閉した。伜又四郎は弟伊織を斎藤弥九郎道場に預け父を探しに出かけた。そして黄金を奪ったのは義賊雲切十兵衛一派だときいた又四郎は雲切を発見したが宇都谷峠で奪った荷駄には黄金がなかったと告げられた。やがて又四郎は岩牢の中の父を見出したが、半狂乱の父は奇妙な言葉を口走るばかりだった。その後大野の陰謀は着々と進行、これを知った雲切一味と又四郎は山中まで追ったが、又四郎は谷底に転落、失心しているところを谷間にひそむ切支丹山中左源太の娘千代に救われた。その頃、伊織は斎藤道場を出て、江戸一の伊達男孔雀屋長兵衛にかくまわれていたが、父を救わんとして岩牢を訪ね半兵衛を救い出した。半兵衛は黄金をかくしたのは勘定奉行の命であったことと、その金は駿河湾の入江の近くにあると言い残して死んだ。駿河湾に向った伊織は来合せた又四郎、千代と共に海中の黄金を発見したが、大野配下の一味に奪い去られた。黄金を手に入れた大野は、三月三日を期して天下をくつがえし、対馬、琉球を某国に譲渡するという大陰謀の成功を目前に控えて得意の絶頂にあった。ところがこの陰謀をくつがえすべく、又四郎、伊織の兄弟が斎藤弥九郎を通じて、大野の野望粉砕に力を尽していた。かくしてその当日−−。大野は将軍に隠居をすすめる暴言を吐き、その正体を現したが、地下道から躍り出た又四郎、伊織兄弟、雲切一党の大活躍で、一味は捕えられ、江戸に再び明るい春がよみがえった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
配給 松竹京都
上映時間 120
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