「奇妙なサーカス」(2005)

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68点68
『自殺サークル』『夢の中へ』の園子監督が放つ、禁断の愛憎ドラマ。父からの性的虐待をきっかけに、自己が崩壊した女性の歪んだ愛の裏に潜む秘密が次第に明かされていく。主人公に扮するのは、本作が女優復帰作となる宮崎ますみ。女の情念と危うさを体現した彼女の怪演が鮮烈な印象を残す。

あらすじ

実の父親・尾沢剛三(大口広司)に犯される小学生の美津子(桑名里瑛)。幼い美津子はそれを忌むべき近親相姦とは知らず、ただ心がズタズタにされていく毎日だった。ある日、美津子を抱く剛三の姿を、母親の小百合(宮崎ますみ)が発見してしまう。激しく泣き崩れる小百合。それでも母と娘を交互に抱く剛三。小百合は次第に美津子を女として嫉妬し始め、愛する剛三を奪われまいと今まで以上に激しいセックスに耽り、美津子は剛三に抱かれている間、そんな母を自分の心の中に宿すようになる。やがて、剛三のいない間、小百合は美津子を虐待するようになる。そんなある日、二人が言い争う最中に、美津子は小百合を思いあまって階段から突き落としてしまう。そして、小百合の死と引き換えに、美津子の心に女としての小百合が宿る…。それから数十年後。変態的なエロスの世界を描く車椅子の人気女流作家・三ッ沢妙子(宮崎ますみ・二役)は、自叙伝かと思わせる小説を執筆していた。その小説の執筆中、妙子の担当編集者が代わることになる。無口だが、何でも言うことを聞くその新しい担当・田宮雄二(いしだ壱成)を、いたく気に入る妙子。どこか影のある雄二はまるでロボットの様に、従順に妙子に従うのだった。ある日、雄二は妙子に質問する。「これ先生の自叙伝ですか?」。即座に否定する妙子。しかし、妙子自身も小説を執筆していく間に、自分が何者で、ここが小説の架空の世界ではないかとすら思い始める。一方雄二は、編集長(田口トモロヲ)から直々に、プライベートが全く謎である妙子の素性を調査するよう命じられる。妙子の私生活を暴こうとする雄二は、妙子が実は歩けること、そして妙子の家の瀟洒な邸宅には、誰も入れない秘密の部屋があることを知る。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2005年
製作国 日本
配給 セディックインターナショナル=中央映画貿易
上映時間 108
公開日 2005年12月24日(土)公開
映倫 R18+
カテゴリ サスペンス/ミステリー
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