「ゲンセンカン主人」(1993)

【DVD発売中】

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カルト的な人気を誇る漫画家、つげ義春の原作を、14年ぶりに映画界に復帰した石井輝男が映像化。売れない漫画家の淡々とした日常を、4つのエピソードに分けて、エロチシズムを漂わせながら描き出す。大のつげファンだという佐野史郎が、主人公に扮して独特の個性を発揮。

あらすじ

第一話『李さん一家』売れない漫画家・津部は貧困の果て片田舎に只同然でアバラ家を借り、自給自足の生活を送っていた。そんなところへ鳥語を話す李さんといううらぶれた中年男が現れ、いつの間にか妻と二人の子供ともども津部の家の二階に住みこんでしまうのだった。 第二話『紅い花』渓流釣りの名所にやって来た津部は小さな峠の茶屋を一人で守る幼い娘サヨコに出会う。そんなサヨコにちょっかいを出す幼な友だちのマサジ。彼と共にヤマメ釣りの穴場へ出かけた津部は上々の成果を上げ戻ろうとするが、清流の中で腰に流れを浸したサヨコを見つける。彼女の股間からは、真っ赤な花が幾つも流れを染めて下っていった。 第三話『ゲンセンカン主人』旅に出た津部はどことなく懐かしいひなびた温泉にたどり着く。老人ばかりが目立つその町で、宿を紹介してくれた老婆からゲンセンカンの主人に瓜二つだと驚かれる。その男はゲンセンカンに泊まり、女主人と陰獣のごとく交わり、いつの間にかその主人に収まったという。 第四話『池袋百点会』昭和三四年、貧困のどん底にいた津部の唯一の楽しみは喫茶店ランボーに行き、美人ウェイトレス福子に会うこと。だが福子は仲間の伊守の恋人だった。さて、いよいよ生活に窮した津部たちは、伊守の提案で“池袋百点会”というタウン誌を作りその広告でひと儲けしようとする。だがスポンサーは集まらず、おまけに営業マンとして雇った須山は、予約金を着服して逃げ、伊守も福子を残し女房のもとへ帰ってしまう。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1993年
製作国 日本
配給 キノシタ映画
上映時間 98
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