「悪名桜」(1966)

【DVD発売中】

80点80
大阪周辺の繁華街で焼きとり屋をやる朝吉と清次は、殴り込んできた愚連隊の少年を更正させようと、ABCクラブに出陣。続いて大鯛組に乗り込んだ二人は、組を叩きつぶす。市原悦子が朝吉の押しかけ女房になる田舎女を好演。

あらすじ

大阪周辺の繁華街でやきとり屋になっていた朝吉と清次は暴力団に襲われた新聞記者を助けて一躍街の英雄にされたが、朝吉を刺しにきた愚連隊の少年猛は、逆に朝吉に捕まってーやきとり屋を手伝わされることになった。また、八尾からやってきた幼馴染の菊枝は、朝吉の父の死水をとってきたといい、その遺言で女房にしてほしいと居坐ってしまった。悪名の報いで父の墓参さえ許されぬ朝吉だけに、猛をまともにしてやりたく、その親沢村亀之助をたずねた。ところが、朝吉らの家主であり界隈の大地主でもある沢村は、妻房枝と共に体面ばかりを重んじて、朝吉の意をくまぬばかりか、息子猛がやきとり屋にいることを嫌い、なじみのやくざ大鯛組に取戻し方を頼んだ。朝吉は意地でも猛を真人間に叩きあげる決意をした。だが、ある日大鯛組が大挙してやきとり屋になぐり込み、朝吉や清次の奪戦も空しく、家はこわされ猛は脱走してしまった。そんな折も折、清次は菊枝が妊娠しているのを知り、朝吉の子だと誤解し、愛相をつかして去っていった。しかし、菊枝はいきずりの男にだまされて子をはらんでいたのだ。そんなこととは知らぬ清次は、出かけの駄賃にと、大鯛組の後藤をおどし、二十万円を捲きあげて朝吉の家へ投げこんだ。また猛は大鯛組のやくざと争って一人を傷つけ、ABCクラブへ駆けこんだ。ABCクラブの組長乾は猛をダシに沢村と手を握り、界隈に娯楽センターを作り、その共同経営をすすめた。やがて大鯛組、ABCクラブ、沢村、それに朝吉とそれぞれの思惑が入乱れ、虚々実実のかけ引きが展開された。そんなある目、ABC幹部におだてられだ猛は、大鯛組の幹部後藤を射殺し、朝吉の家へとびこんできた。朝吉は誤解をとき、舞いもどってきた清次同道で猛を自首させることにしたが、途中猛はABC組員に射殺された。憤懣やるかたない朝吉は、菊枝を八尾に送りかえすと、清次とともに、ABCクラブ、次いで大鯛組となぐりこみ完膚なきまでに二つの組をたたきのめし、旅にでていった。それから数日、朝吉と清次のもとに、菊枝から三つ児が生れたという、明るい知せが届いた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1966年
製作国 日本
配給 大映京都
上映時間 85
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