「アジャパー天国」(1953)

0点--
キャバレーで皿洗いをするゆきは幼い娘を抱え、夫の引き揚げを待っていた。しかし、実は夫はすでに大陸から引き揚げており、今は悪の道に入り恐喝をやっている。ゆきの勤めるキャバレーを舞台に拉致事件が起こったのがもとで、その事件にかかわっていた夫とゆきは再会する。斎藤寅次郎得意の喜劇。

あらすじ

富豪朝比奈家の主人篤雄は養子で妻茂子に頭があがらない。娘千春は崖下の貧乏アパートに住むアルバイト学生土井浩一と相愛の間柄。長男荘太郎は父の腑甲斐なさに反撥して学生の癖に高利貸をしているアプレ青年だが、これもアパートに住むアルバイト女子学生小池厚子に恋し、キャバレー・バンのボーイ、ズンさんに恋文を代筆して貰ってせっせと厚子に送っている。そのズンさんも厚子を想っている。バンの皿洗いをする田所ゆきはみつ子という幼い娘をかゝえ、夫の稔の引揚げを待っている。ズンさんに彼の兄の靴屋の金さんとの再婚をすゝめられている。稔は既に引揚げて来ているが、悪の道に走り、バンのボス金原の乾分になっている。金原は茂子夫人に金をにぎらせて千春と自分の弟文吉との結婚を企むが、千春は家出して浩一のアパートに身をかくした。これを女中のおふくがかぎつけて茂子夫人に注進したので、茂子は金原に千春をつれもどすことを頼んだ。が金原は千春をバンの地下室に人質にして、稔を自分の代りに朝比奈家へ恐喝にやった。ふるえ上る茂子夫人に代って日頃意久地なしの篤雄が千春を受取りにバンへ出向いた。その時荘太郎が密輸に関係して検察庁へひかれて行ったという悲報か来る。厚子はそのとき荘太郎が自分の真心だけは信じてくれといった言葉が忘れられない。バンに乗り込んだ篤雄は、千春誘拐が金原の悪企みと知った。そこへ浩一もその父一八も応援にかけつけ、おふくの機転で警官隊もかけつけ、金原一味は一網打尽となった。ゆきはみつ子と共に引揚げ以来稔と初めて対面、その出所を待つと誓った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1953年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 78
チケット 前売りチケットを購入する