「若くて、悪くて、凄いこいつら」(1962)

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柴田錬三郎の現代小説を、中平康が監督した異色活劇。事業の失敗と孫娘の自殺で傷心の佐倉は、死ぬつもりで軽井沢へ向かう途中、3人の若い男女と知り合う。やがて佐倉の孫娘は生きていて、財界の大ボスに監禁されていることを知った3人は、孫娘奪還に乗り出す。眼狂四郎なる殺し屋が登場する、という楽屋オチも。

あらすじ

実業界の大立て者佐倉総一郎の運転するベンツが碓氷峠にかかったとき、裸身に背広をひっかけただけの若い娘−−新子が強引に乗込んできた。二人のボーイ・フレンドとドライブ中、あやうく処女を奪われそうになったのだという。事業の失敗と孫娘尚子の自殺で傷心の佐倉は、死ぬつもりで軽井沢へ行くのだ。新子のボーイ・フレンドは城南大二年生の納屋と松村のふたり。納屋は親の遺産で悠々と暮らす身分で、松村はオリンピックの万能選手だ。佐倉は数十年にわたる政財界の汚職事件の陰に暗躍した人物の名を記した秘密メモを持っている。このメモをねらう連中が多いため、佐倉は焼き捨てた上で自殺しようと思っていたが、別荘へ着くと怪人から「尚子は生きている。佐倉メモと交換したい」と電話がかかった。尚子の自殺は間違いで、財界の某ボスに監禁されているのだ。佐倉の別荘に新子を発見した松村が口説いていると、二人の怪漢が乱入、拳銃で脚を射たれた。それを聞いた納屋はM・Gで怪漢のフォードを追い、即製の火焔びんを抛り込んで大ヤケドをさせた。これが縁で、松村らは佐倉のマネジャーを買って出た。眠り狂四郎と自称する天晴れな殺し屋、松村や納屋の学友で“殿様”こと和正、黛悳子などが活躍して事件は発展するが、尚子は記憶喪失のまま佐倉の手に戻り、メモを追う狂四郎は納屋と雌雄を決するため奥多摩に向う途中、自動車事故で死んだ。「彼らを……しっかりしぼってくれよ」が彼の遺言であった。彼らとは、いうまでもなく佐倉メモに名をつらねる財界のボスどもだ。納屋と松村は“殿様”らと力を合わせ、ボスどもを城南大の21番教室に集め、莫大な金を吐き出させた。そして、その金は日本の貧しい人達に渡されたのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 86
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