「33号車応答なし」(1955)

80点80

あらすじ

クリスマス・イヴの宵、パトロール・カー乗務警官村上は夜間勤務に当っていたが、妻の敦子は不満に思っていた。村上は同僚の原田と三三号車に乗り込んだが、八十粁の超スピードで飛ばして行く車と出会った。サイレンを鳴らして追いつくと、乗客は若い娘だったので、ほっとして運転手に注意した。色々な事件に遭遇しながらパトロールを続けているうち、代々木で運転手の他殺体が発見され、アンテナ付きの自動車の玩具が落ちているとの警報を受け、村上と原田は驚いた。つい先刻スピード違反を注意した運転手がアンテナ付自動車を所持していたからである。暫くたって二人は、塀を乗り越えようとする子供を発見し保護してみると、慈善家と云われている須川に引取られた浮浪児だった。須川の家に子供を送りとどけようとした原田は、途中の横丁で材木置場にかくされた車を発見した。番号札を照合してみると、例のスピード違反の車であった。ハッとする瞬間、原田の頭にガツンとスパナが振りおるされたのである。村上は原田が余り遅いので須川の家へ入って行くと、かねてから指名手配中の殺人犯浅沼が失神した原田に拳銃を突きつけ、その傍にはスピード違反の車に乗っていたユリという浅沼の情婦で須川の娘だという女がいた。街の慈善家須川の正体を見破った思いの村上を、浅沼は強迫して三三号車に乗せた。だが一寸のすきを見て浅沼の拳銃を奪い格闘の未捕えた。ユリは浅沼の射った弾に当って倒れた。悪夢のようなクリスマス・イヴも明け、村上は手に繃帯をして敦子の許へ帰って来た。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
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