「仲良し音頭 日本一だよ」(1962)

55点55
スポンサーをライバル会社に取られてばかりの広告代理店に勤める新米企画部員、加納周治。現状を打開せよとの至上命令を受けた彼は、スポンサーの宣伝部長が、ある女に夢中なのを利用しようとするがこれは失敗。今度はしがないチンドン屋の父親が助け舟を出し、一流のスターを集めたショーを企画する。ドッと笑える、てんやわんやコメディ。

あらすじ

「弘電社」の新米企画部員、加納周治は大事なスポンサー日の丸電機の番組を商売仇の「有報堂」にとられっぱなしの現状を打開する命令をうけた。先輩のディレクター小坂に相談したが、あきらめた方がよいと言われ、その夜のみに行ったナイトクラブで、いばりくさって弘電社の悪口をいう日の丸電機の宣伝課長後藤を殴り倒してしまった。偶然電車の中で知り合った喫茶ガール中根由美子は、日を追って周治に好意を抱くが、その由美子に後藤が熱心なのを利用し、由美子の従兄として、後藤の前にもう一度現われるが、由美子を強引に旅館にひっぱりこもうとした後藤を、周治はもう一度殴り倒してしまった。周治の父源次郎は、一見重役タイプだが、大阪で事業に失敗。東京へ出て古い仲間の久太郎、君江夫婦の家に転がりこみ、一緒にチンドン屋をやっているが、久太郎、君江の子供由美子が息子周治の恋人と知って仰天した。周治が日の丸電機を持て余していると由美子から聞いた源次郎は、上京の際知り合った日の丸電機の社長令嬢佐久間礼子のところへ周治を連れて行った。そこで源次郎は持ち前の大風呂敷をひろげたため、周治は窮地に立たされた。というのは、一流の映画スターや歌手を集めてショウをやるというのだ。礼子や後藤がのるのも無理ではなかった。喋った源次郎も実際には困っていた。久太郎夫婦は、大阪で美容院をやっている大野まさに頼めと進めた。源次郎は乗り気でない。まさは周治の母親だからだ。しかし、わらをもつかみたい周治は何も知らずに大阪へ飛んだ。二十年も見なかった息子の成長ぶりに感激したまさは、以前撮影所にいた関係から、八方かけずり廻った。ショウの当日、有名人が大勢集り、大成功だった。みんなが丸い輪になって「日本一」だよのメロディーで踊始めるのをみながら、周治と由美子は将来を誓いあうのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
製作国 日本
上映時間 89
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