「難波金融伝・ミナミの帝王劇場版PART IX」

60点60
空き巣に入られた骨董屋の植木は保険金を請求。しかし悪徳保険調査員に逆にゆすられてしまう。アメリカに逃げた植木を銀次郎も追い……。天王寺大原作の人気漫画を映像化した金融ドラマの劇場版第10作。ロサンゼルスでシリーズ初の海外ロケも敢行された。

あらすじ

借金で首が回らない骨董屋の植木は、店に空き巣が入ったのをいいことに、骨董品が盗まれたと嘘をついて保険金詐欺を企んだ。保険会社の調査員・江森は植木の嘘を見抜き、警察に黙っている代わりに総額1000万の保険金を折半するという取引を持ちかける。江森は植木の請求をそのまま会社に通すが、保険金が下りると態度を変え、100万で我慢しろと植木を脅した。植木が夜逃げしてロサンゼルスに渡ったのを知った萬田は、別件でロスを訪れていた麻子に植木の調査を開始させる。萬田がロスに乗り込んだ直後、バスの事故による入院患者のリストに植木の名が見つかり、萬田はさっそく病院へ向かった。すでに植木は退院していたため、萬田は担当医師の荻村から滞在先を聞き出して直行するが、ここでも植木はタッチの差で姿を消す。そのタイミングの良さに疑念を抱いた萬田は、荻村が偽造パスポートの売人であることをつきとめ、荻村を脅して植木の身柄を押さえた。帰国後、植木から江森の存在を聞かされた萬田は、江森が大勢の保険請求人の弱みにつけこんで保険金を掠め取っていることを知る。そのころ、懇意にしているやくざの沢木から運送屋社長・小島への融資を頼まれた萬田は、従業員が起こした事故の調査で小島のところにも江森が出入りしているのを知って一計を案じた。その計画は、小島運送の社員全員を別々の保険会社と契約させてロスに社員旅行に行かせ、現地で全員が盲腸にかかったことにして、ひとり頭140万、10人で1400万の保険金をいただこうというものである。診断書と手術跡はもちろん弱みを握る荻村に作らせた。保険金は下りたが、この裏を嗅ぎ付けた江森はすぐに小島をゆすり始める。しかし、萬田は江森を道連れに警察に自首するぞと脅す植木をネタに取り引きし、植木の保険金も回収して事を収めた。 【キネマ旬報データベースより】
配給 ケイエスエス
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