「抜き射ち風来坊」(1962)

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韓国の抑留漁夫収容所から脱出を図った3人組。だが、入り江に待たせてあった船に乗り込んだのは一人だけ、残りの二人は彼に裏切られたのだった。やがて一人は監視兵に狙撃されて死亡、たった一人残されたジョーは激しい怒りを胸に、復讐の日を待つ。男たちの熱気がギラギラほとばしるリベンジ・アクション。

あらすじ

ここは韓国のある抑留漁夫収容所−−その夜激しい雨にまぎれて、三人の男が脱出をはかった。ジョー、土門、秋山の三人であった。だが、入江に待たせてあった船に乗り込んだのは土門一人だった。三人で買った船で一人だけで発ってしまった土門に無念の涙を浮べながら、監視兵に狙撃された秋山は息を引き取った。ジョーの胸には激しい怒りがこみ上げた。その時、逃げた二人を親切にかくまってくれたのは梨花という娘だった。それから三年。ようやく帰国の費用を稼いだジョーは、梨花と仲間の健をつれて密行、日本海の海岸に到着した。そこで三人は警察に包囲されたが、二人を逃して、ジョーはいさぎよくつかまった。やがて釈放されて故郷の町に帰ったジョーは愕然とした。彼が秋山を殺したと思われていたのだった。そんな時、港のバーに秋山の弟清次が来ていると聞いたジョーは、彼をたずねたがすでに東京へ帰った後だった。彼が置いて行ったマッチをみてジョーは驚いた。健が待っていると言ったクラブ・シャトウのマッチだった。上京したジョーは、健からシャトウの社長で土門の片腕である高田に紹介された。翌日、ジョーは土門が芝浦に海運事務所を持っていることを聞き出し、早速出かけた。途中突然とび出して来た清次、その手には拳銃がにぎられていた。ところが、以外にもジョーを助けたのは、日本に帰って以来ジョーを尾行していた平井だった。土門の事務所に乗り込んだジョーは、一億円をゆすった。夜シャトウで話をつけると言う土門。彼のわなにかかって危い目に会うジョー、彼を救い出したのはまたあの男平井だった。数日後、シャトウでは健、平井、土門等を交えたヤクの大取引が始まっていた。その最中、急に立ち上って土門に拳銃をつきつける平井、彼は刑事だった。だが土門たちに囲まれた平井刑事は絶体絶命、そこへ現れた二挺拳銃のジョーが鮮やかな抜き射ちで平井をたすけ出した。やがてパトカーの音が大きく鳴りひびきながら近づいて来た。かたわらには、好色な土門が軟禁していた梨花も救い出されていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
配給 日活
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