「広島仁義・人質奪回作戦」(1976)

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8年の刑期を終えて出所した広島のヤクザが、足を洗おうと東京に出て総会屋になるが、結局ヤクザ渡世に舞い戻り、兄弟分に殺されるハメになる。残酷描写はなかなかのものだが、盛り上がりに欠ける。「人質奪回作戦」というサブタイトルは不当表示のきらいあり。

あらすじ

昭和四十三年春、広島。関東同志会の広島進出に県下の暴力団、津島組・大西組・酒木組は一致団結して、これを撃退した。この事件で殺人を犯した大西組幹部、神野弘志は新妻の涼子を残して八年の刑に服した。この事件の後、津島組と酒木組の間に内部抗争が起こり、酒木組は解散して、幹部の沖本らは広島所払いとなった。翌年、県下の暴力団は統一され、神和連合会として大同団結することになった。昭和四十八年、神和連合会二代目会長として、神野の兄弟分の北条明光が就任した。昭和五十一年、八年の刑を終えて神野は出所した。北条と会った神野は、やくざの足を洗って堅気になることを伝えた。一方、神和連合は慢性化した不況で、正業とする建設、不動産、港湾関係の仕事は軒並み減収で、非合法の野球賭博と競艇のノミ行為は警察の厳しい取締りにあい、わずかに金融と覚醒剤に活路を求める状態で、新しい資金源が早急に必要であった。ある日、神野は八年前に広島所払いになった沖本を訪ねた。いまは旭経済研究所の総会屋をやっている沖本は、神野に総会の仕事を勧めた。沖本の熱心な勧めに、神野は旭グループの顧問となった。総会シーズンを迎えて、旭グループの東京進出は、神野らの強引とも思われる働きによって、またたく間に三十数社の総会をとりしきるに至り、飛躍的に発展して行ったのである。そんなある日、旭グループのリーダー柏木が神野に、資本金百億の東邦汽船が事故の損害賠償の積立金に見せかけて不正な貸付けを行ない、裏金利をかせいでいることを告げた。神野と柏木たちは早速、東京の東邦汽船の本社に出向いたが、東邦汽船には関東同志会の幹部、高安が絡んでいて、柏木の車に時限爆弾を仕掛けるなど威嚇して来た。柏木は関東同志会の幻影に怯えて、神野に相談もなく、北条に助けを求めた。だが神野としては北条の力を借りずに、自分たちでこのかたをつけたいと思ったが、北条はやくざ同志のいざこざはやくざがかたをつけるとそれを阻止して、柏木の引き渡しを拒んだ。そのことを耳にした沖本は、北条を訪れて話し合おうとしたが、北条に会えぬまま神和連合会幹部、竹森に射殺されてしまった。その頃、北条らは急拠京都において、高安ら関東同志会幹部と会談し、東邦汽船の不正貸付を公表しない事を条件に、会社側から五千万円を支払わせることで合意に達していた。沖本の水死体が、江田島沖合で漁船に発見されたのは、それから二日後のことであった。さすがの北条も、昔は神野と同じく五分の兄弟分だった沖本を殺らせた事に対する可責の念に苦しんだ。しかし、八年間の空白はそれにも増して大きかった。神野が沖本の死を知って神和連合に怒鳴り込むと、北条はあっさり沖本を殺らせた事を認めた。しかも北条は、旭グループが神和連合の傘下に収まるように、と真向から神野に立ち向って来たのであった……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1976年
製作国 日本
配給 東映=東映京都
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監督

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