「忍者武芸帖・百地三太夫」(1980)

35点35
父・百地三太夫を殺された鷹丸の仇討ちと、謎を秘めた百地家の財宝探しの絡む忍者合戦を、曲芸的なアクションの連続で荒唐無稽に描いた時代劇。天守閣からのダイビングシーンなど、JACのメンバーによるアクションが冴える。アクション監督は千葉真一が担当。

あらすじ

天下を狙う秀吉の命を受けた腹臣、不知火将監によって伊賀山中の百地砦が襲撃された。秀吉の狙いは、伊賀忍者皆殺しと、百地一族の隠し金山を手に入れることであった。不知火将監率いる甲賀勢との戦いで三太夫をはじめ、百地一族は壊滅。生き残ったのは三太夫の一子、鷹丸と、石目、川次郎、五助、右衛吉、門太、おつうなど幼い子供たちだ。子供たちを追う将監の弟、幻之介。鷹丸は海へ逃れ、おつうは服部半蔵に拾われた。そして十年後。鷹丸は中国から帰国した。胸元にかざす狼印の短刀には、百地家の隠し金山のありかが刻まれていた。鷹丸は京の町で、盗族、石川五右衛門と出会った。この五右衛門こそ、百地家の幼な子たち、石目、川次郎、五助、右衛吉、門太の成長した姿だった。鷹丸は彼らと共に秀吉と将監の首を取って百地一族再興を誓う。一方、服部半蔵に育てられたおつうは、美しいくの一に成長していた。半蔵は家康に仕え、やはり百地家の金山を狙っており、おつうを鷹丸のグループに接近させた。五助の恋人、お艶の密告で、アジトが将監らに襲われ石目、右衛吉、門太が捕らえられた。救出に向かう鷹丸たち。このとき、中国娘、愛蓮が現われ、百地勢に味方した。鷹丸と一緒に育てられた彼女は、彼を慕い、日本へ追いかけて来たのだ。おつうは、鷹丸の短刀を半蔵に渡してしまった。育ての親、半蔵への思いと、百地同族、特に鷹丸への思いの板ばさみで、彼女は苦しんでいた。しかし、短刀は一本では用をなさず、もう一本のものと合わさって、金山の地図が成立する。将監との戦いで弥次郎、五助、右衛吉が死んだ。復讐の念に燃える鷹丸は、父の無二の友戸沢白雲斎を訪ねた。亡き友の息子をさらに強者にしようとする白雲斎。厳しい訓練の日が続いた。そして、おつうとの間には恋が芽ばえた。ある日、白雲斎は鷹丸に一ふりの短刀を手渡した。これこそ三太夫が白雲斎に預けておいたもう一本の短刀だ。しかし、その短刀を、おつうが盗みだそうとした。おつうを追う白雲斎。二人の間に立ちはだかる鷹丸。白雲斎と鷹丸の激闘。そして、遂に鷹丸は、小太刀二刀流で白雲斎の技をしのいだ。満足したような笑みを残して自害する白雲斎。天下を取った秀吉は、家康を討つべく、将監の軍を派遣した。このチャンスを逃してはならず、後を追う鷹丸。鷹丸を思うおつうの一途な気持に屈した半蔵も百地の新しいリーダー鷹丸に協力。ここに空前の大決戦がはじまった……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1980年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 117
カテゴリ 仁侠/時代劇
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