「渡世人列伝」(1969)

【DVD発売中】

30点30
鶴田浩二に高倉健、そして藤純子の顔合わせで描く任侠映画。大正末期。浅草三社一家の親分・三田政之助が、闇討ちされた。犯人は背中に大蛇の刺青を背負った渡世人。刑務所から出所したばかりの三社一家の代貸・稲垣長吉は、親分の仇を求めて旅に出るが……。小沢茂弘のツボを押さえた演出が光る。

あらすじ

大正末期。浅草三社一家の三田政之助は、何者かに闇討ちされた。犯人は、背中に大蛇の刺青を彫った渡世人だという。三田の兄弟分、十勝重蔵の後押しで、若者頭の菊野仙三が二代目を継いだ。そんな折、出所した三社一家の代貸稲垣長吉は跡目を辞退する仙三を説き伏せ犯人を探しに旅に出た。長吉に心を寄せる芸者清香も、長吉の決意を知って悲しい運命に泣いた。清香から、料亭の女中芳江が、大蛇の刺青を彫った渡世人の亭主に身請けされ、郡山に行ったと聞いた長吉は、二人の後を追った。郡山の甲田一家に草鞋を脱いだ長吉は、大蛇の刺青の佃銀次郎に出会い、決闘を挑んだが、人違いだった。長吉は銀次郎から、五年前に別れた大蛇丸と異名をとる兄弟分・丸岡勇次が同じ刺青をしている事を聞き、彼に詫びると再び旅に出た。そして、大蛇丸らしい男が女づれで硫黄鉱山に向ったと聞き、道中知合った飛っちょの三次と共に鉱山に潜り込んだ。大蛇丸夫妻は、鉱山を仕切る豪楽寺竜吉にかくまわれていた。病のため痩せ衰えた勇次は、自ら長吉に討たれようとしたが、命乞いする芳江に長吉の決意も鈍った。やがて、勇次が豪楽寺の子分を斬り、芳江と脱出した。長吉も、二人を助け、一緒に甲田一家にかくまわれた。豪楽寺一家の追求は厳しく、危いところを鉄次郎に救われた。勇次は長吉らにみとられて息を引き取った。勇次は、一宿一飯の義理から重蔵に命じられて政之助を斬った事が判明。重蔵は浅草のシマを掌中に収めようと政之助殺しを企んだのだった。長吉と銀次郎は東京に戻り、豪楽寺の知らせで待ち受ける十勝一家に乗り込んだ。怒り狂う二人は、子分たちをけ散らし、重蔵、豪楽寺を血祭りに上げた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1969年
製作国 日本
配給 東宝=東映京都
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