「喜劇 ソレが男の生きる道」(1970)

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藤本義一の小説『骨までいただき』の映画化。敗戦の焼け跡で青春時代を過ごした中年男たちの生き様をコミカルに描く。大阪の焼け跡で進駐軍相手のポン引き商売を始めた二人組。万博でにぎわう25年後、彼らの口八丁手八丁は衰えをしらず……。

あらすじ

敗戦まじかの島根飛行隊第八中隊では矢内少尉の指揮のもと猛訓練が行なわれていた。これら予科練習生にまじって河内山宗吉と鶴屋好太郎の姿があった。やがて終戦を迎え、大阪の焼跡地で、アメリカ軍放出の作業帽、作業服に身をかためた二人が進駐軍を相手に、奇妙な英語でポン引き商売をする姿が見られた。そして戦後二十五年たった今、エクスポで賑わう大阪の町で、宗吉は持前の手八丁口八丁であやしげな女性心理学研究所を経営していた。一方好太郎は大人のオモチャの発明家になっていた。ある日、宗吉は、予科練時代に恋をした房子に会った。房子は終戦と同時に矢内少尉と結婚し、三年前に夫を交通事故で亡くしていた。今は大学生の息子謙一郎と大阪の下町で暮らしているという。宗吉は房子が未亡人と聞いて口とはウラハラに内心驚喜した。そして、学生運動の首謀者となっている謙一郎が、デモで与えた損害の賠償金二百十二万円の返済に困っていると聞き、惚れた弱みでその支払いを申しでた。翌日、さっそく賠償金をつくるため宗吉は相棒のテッペンを自分の秘書役に仕立て上げ、バーの支配人を相手に「ホステス指南法」の講演を始めた。その中の紅一点の美人ホステス麻理に接近して、さらに途中でバッタリ出会った好太郎を金融界の大物だとデッチあげてペテンにかけたり、金持ちで色情狂の有閑マダム節子と関係したりして、二百十二万円の金策に奔走した。かくしで房子にプロポーズするための代償として金を集め、房子に渡したが、すでに房子は宗吉と瓜二つの初老の紳士との結婚が決っていると聞き呆然自失。傷心の宗吉は、人類の進歩と調和をめざし、苦心のすえ完成した大人のオモチャを持って、本場スウェーデンのセクスポに乗り込むのだという好太郎のファイトを聞いて、今までの事はいっさい忘れ、明日への闘志を燃やした。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1970年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 89
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監督

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