「陽炎2」(1996)

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女胴師とその姉貴分の確執を軸に、ヤクザの抗争を絡めて描いている。パート1を手掛けた故・五社英雄監督の遺志を受け継ぎ、奥山和由プロデューサーが映画化。昭和4年、九州の花街・門司に、なまめかしい菩薩像の刺青を背負った女胴師・不知火おりんが、姉貴分の由良を訪ねてやってくる。由良は昔、15歳のおりんを拾って一人前の女胴師に育てたが、借金のかたにおりんをヤクザに売った。この事実を知らないおりんは、由良に誘われ“大世界“で開かれた夜叉組の主催する花会で胴師を務める。しかし、自分の利益の為に手段を選ばないやり方を目の当たりにしたおりんは、由良に戦いを挑む……。総工費3億円をかけたオープンセットをすべて燃やし尽くす、ラストの爆発炎上シーンは見どころ。

あらすじ

不知火おりんの異名を持つ城島りんは、姉貴分である般若のお由良こと高木由良を訪ねて門司の“大世界”へやってきた。かつて15歳のりんを拾って一人前の胴師に仕込んだ由良には、自分の命惜しさに借金のかたとしてりんをヤクザに売ったという過去があった。それを未だに知らないりんは、由良の誘いで夜叉組の主催する花会で胴師をつとめ、注文どおり広瀬という男をへこますことに成功する。夜叉組は門司港一体をその手中に収めようとしていたが、夜叉組に港の利権を奪われた上、父を殺された中島栄十郎を中心とする一派は必死に抵抗していた。彼らと知り合いになったりんは、自分の札のために広瀬組の親分が殺されたことを知り、己の利益のためなら手段を選ばない由良のやり方に反旗を翻す決心をする。由良の持つ港の権利とりんの命を賭けた大勝負の場で、由良は札を繰るりんの利き手に短刀を突き刺した。大怪我を負ったりんは、中島組の残党の沢田たちに助けられ、一命をとりとめる。沢田たちへの恩義を果たすため、そして人殺しの外道におちぶれてしまった由良への復讐のために、りんは夜叉組が開く月に一度の大きな花会へ出場しようとするが、彼女の傷は思ったよりも深かった。そこで、りんは自分を姉と慕う弁天のお蝶を仕込んで花会へ参加する。しかし、負けがこんだお蝶が焦って使ったイカサマのオトシマエをつけるよう言い渡されたりんは、自らの刃でお蝶を刺し、由良との直接対決に臨んだ。札に勝ったりんは、茶番だと叫ぶ由良の手に短刀を突き刺し、戦場と化した“大世界”で由良に勝利する。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1996年
製作国 日本
配給 松竹=バンダイビジュアル
上映時間 91
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