「あんま太平記」(1965)

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あらすじ

京都東山のふもとに、仁徳天皇時代から代々伝わる日本随一を誇る由緒あるあんまの宗家「我善坊流宗家」があった。ある日現当師、百二十三代目山野伴三郎師の耳に、我善坊のタイトルを無断使用して、熱海で羽振りをきかせている一派が出現したという情報が入った。怒り心頭にたっした伴三郎は、すかさず師範代の大和進を呼び、偽者我善坊の正体をさぐらせるべく直ちに熱海へ派遣した。一方ボスの浅井千恵子、師範代の沼田伝子など女ばかりで構成されている“我善坊流熱海派”にとっても根拠がないことではなかった。千恵子は、我善坊流には京都の山野派の他に坂井派という正総派があることを私立探偵をやとってつきとめていたのだ。そして、この東京に来ているという後継者がもっている、あんま道の三種の神器を手に入れようとしていたのだ。ところが、そんな由緒ある家柄の生れとはつゆ知らぬ、日の丸観光経理課につとめる坂井喜市は、日々平安のサラリーマン生活を楽しんでいた。そんな喜市のところへ、千恵子と伝子が三種の神器をゆずってくれとやって来た。喜市はそこではじめて自分の由緒ある家柄を知り、思いあまって同じ会社の医務室にいる片思いの恋人真砂江に相談し、その結果自ら“我善坊流坂井派”を名乗って一本立ちすることになった。この目算倒れに慌てた千恵子は、師範代沼田伝子を使って色仕かけで喜市をくどき落そうとした。だが喜市はこれをはねつけ、数日後メカニックあんまというタイトルで旗あげした。その奇抜なアイディアでマスコミに乗った喜市は、日本あんま会館を設立して全世界にアピールしようと遠大な計画をたてた。だがこの計画は佐渡伯爵夫人と大実業家茶々井と称するペテン師のために金をまきあげられて失敗に終った。そんな時、全世界をまたにかけてあんま行脚して日本に帰ってきたお仙が「今こそ日本のあんまを世界に認めさせるチャンスだ!」と大演説をぶち皆を魅了した。これに力を得た喜市は、恋人真砂江や今は仲直りした大和、伝子、お仙を引きつれて勇躍世界の桧舞台を目指して飛び立っていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1965年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 96
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