「赤い谷間の決斗」(1965)

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石原裕次郎と渡哲也共演による日活のお正月映画として公開された一作。北海道を舞台に、石切場を暴力に訴えて奪い取ろうとする地方ボスと闘う人夫頭と東京から流れて来た大学生との友情を描く。デビュー間もない渡哲也が裕次郎の胸を借りるといった感じになった。

あらすじ

北海道・留萠の大原野。そのシベトロの駅に、東京からやってきた青年渡辺健がおりたった。健は自分の生れた土地をこの目で確かめたかったのだ。そんな健に、この土地のボス鮫島がからんできた。健も応戦し、激しい殴りあいが展開されたが、多勢に無勢健は力尽きて倒れた。が、そんなとこに石切場で働く山男風間信吾が現れ、健は信吾に助けられて、彼らの働く“山”へ案内された。が、なぜか信吾は健に冷たかった。そうしたある日、石切場で感概にふけっていた健は、荒くれ男十吉に喧嘩を売られ、対決したが、力負けして崖ぷちに追いこまれた。そこへ、これを見ていた作業員の知らせで信吾がかけつけ、健を助け、十吉を追いはらった。信吾の部屋にかつぎこまれた健は、信吾の子分半六の娘キミ子の手厚い看護を受けて、次第に元気を回復していった。だが、そんなうちにも信吾をこころよく思わぬ鮫島は、何とか石切場を自分のものにしようと、悪らつな手段で、信吾たちの仕事を妨害した。これにたえきれなくなった石切場の所長宮永は遂に意を決して、山を下り警察に知らせようとした。が、途中、宮永は鮫島らの手にかかって惨殺された。そんなとき健は、鮫島から、自分が父親かも知れないと告げられ、ことごとく信吾に反発していた健は鮫島のいうままに信吾のもとを去った。さらに鮫島は所長を失って動揺する石切場の人足たちを狙って、石を売った四百万円を強奪した。一部始終を見ていた健には、最早鮫島を信頼することは出来ず、次第に必死で石切場を守ろうとする信吾にひかれていった。だが、これをいち早く察した鮫島は、健をふくろだたきにしたあげく、身体をしばりあげ石切場に投げ返した。遂に怒りを爆発させた信吾は、単身馬を馳って鮫島のもとになぐりこんだ。今は目の醒めた健も、信吾の後を追った。激闘また激闘、信吾は健の協力で鮫島を倒し、二人はガッチリと手をにぎり合った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1965年
配給 日活
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