「探偵事務所23 くたばれ悪党ども」(1963)

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62点62
大藪春彦の原作を鈴木清順監督が映画化。探偵事務所ツー・スリーの所長、田島英雄は旧知の警部に協力して、銃器取引をめぐって銃撃戦を繰り広げる二大ギャング組織を壊滅させる。この全編奇妙でモダンな感覚にあふれたアクション・コメディは、鈴木清順監督の神話化のきっかけとなった作品であり、これに続くハードボイルド映画の傑作「野獣の青春」への橋渡し的な役割も兼ねていた。宍戸錠が歌い、踊りそしてマシンガンを乱射するというファンにはこたえられないごきげんな主役ぶりを見せてくれる。なお、同年第2作「探偵事務所23・銭と女に弱い男」が作られた。

あらすじ

深夜の立川基地付近で武器弾薬の取引きをしていた桜組と大槻組の幹部は、突如数名の男にマシンガンで襲撃され全滅した。緊急手配により真辺公一が容疑者として逮捕された。踊り子のサリーとしけこんでいた田島は、このニュースを聞いて慌てて立川署にとんだ。一課の熊谷警部はオトリ捜査を決意していたので、私立探偵田島の協力に喜こんだ。田島は手はず通り真辺をひっさらって逃げ出した。真辺の案内で、六本木のガソリンスタンドに車を乗り入れ、隣のクラブ“エスカイヤ”に行き、彼の仲間の吉浜や林を紹介された。そこへ社長の畑野も帰って来た。畑野は田島の身許の照会を部下に命じた。田島は、田中一郎と変名前科もののの網走帰りで、父親がカソリックの神父ということになっていた。ふにおちない畑野は田島を教会に連れて行った。そこには父親に化けた熊谷警部がいた。面くらう田島に警部は小型無線録音機を手渡した。田島はこれに畑野達の密談を録音しては助手の内堀に渡した。或る日、畑野の情婦千秋が現われた。田島は千秋のスーツにマイクを放りこんでおいた。ところが、熊谷警部の神父姿から、田島は身許がばれてしまった。畑野は、真辺と田島を消そうと図った。真辺は吉浜と相射ちに倒れたが、田島は巧みに逃れ、エスカイヤの地下室に忍びこんだ。そこにはマシンガンが山のように積まれていた。そこには千秋がいた。千秋は父が経営していたガソリンスタンドを畑野に取られたため、復讐を狙って畑野の女となっていたのだ。田島と千秋は手を結ぶことにした。だが、スタンドの老サービスマン紅木がこれを知った。紅木こそ畑野達の黒幕だったのだ。田島は山とつんであるマシンガンをつかみ取り、紅木達と射ち合った。そこへ熊谷警部が指揮する警官隊も躍りこんで来た。その夜ギャング団は一網打尽に逮捕された。身よりのない千秋は田島の事務所で働くことになった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1963年
製作国 日本
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