「JUNK FOOD/ジャンク フード」(1998)

画像

30点30
人種と世代が混在する都市の日常を描きながら、異端児への共感を謳った山本政志の意欲作。実生活そのままの役を演じる実際のチーマーなどの、虚構からはみ出した個性が鮮烈だ。

あらすじ

盲目の老女・敏子が暮らす街に、今日も朝がやってくる。ドラッグ中毒のOL・ミユキが、一夜を共にした行きずりの男を絞殺した。昼、何喰わぬ顔で出勤した彼女であったが、すぐにドラッグがきれ、売人を探して入ったホテルで、二重人格の売人に体中傷だらけにされてしまう。顔を腫らして帰宅するミユキ。そんな彼女を、夫は優しく迎え入れる。夜、京都から友人の遺骨を引き上げにやってきたヒデが、中国人娼婦・ミャンと出会う。意気投合したふたりは、夜の街に繰り出していく。「お金が貯まったら結婚しよう」…日本人の恋人・マミの言葉を信じて、パチンコの景品交換所を襲って大金を手に入れたパキスタン人のカウル。しかし、それは彼の勘違いだった。強盗を働いたカウルを口汚く罵るマミ。そんな彼女に逆上したカウルは、彼女を殺害。更に、助けを求めた同郷のブローカーをも逆ギレして殺してしまうのだった。同じ頃、チーマーのリーダー、リョウは、先輩のサトともめていた。言動のおかしいサトに辟易したリョウは、夜の街角でサトを顔が変形するほど殴りつける。それぞれの一夜を過ごしたヒデ、ミャン、カウル、リョウの4人が、一軒のラテン・クラブに集まってくる。いつしか親しくなった彼らは、ヒデの友人の遺骨を東京湾に流す為に、朝の港へ繰り出し、やがてバラバラに去っていく。一方、彼らとすれ違うことなく日本での興行を終えたメキシコ人プロレスラーのマリアーナは、沢山のお土産を抱えて、子供たちの待つ故郷へ帰っていくのだった。翌朝、盲目の老女・敏子がいつものように目覚める。今日も一日、いい日でありますように…。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1998年
製作国 日本
配給 スタンス・カンパニー=ジャンクフード・コネクション
上映時間 84
公開日 1998年4月18日(土)公開
映倫 R15+
チケット 前売りチケットを購入する