「D♯1〈ディ・シャープ・ワン〉」(1997)

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異常快楽犯罪やマスコミの過剰報道という、昨今の現象を反映した衝撃作。猟奇殺人犯と、それを追うマスコミの姿を描きながら、正常と異常のあいまいな境界を浮き彫りにする。

あらすじ

世間を騒がせている連続幼女暴行殺害事件を、テレビのワイドショーはあの手この手の取材合戦をエスカレートさせて報じていた。そんな折、警察は容疑者の男の名前を公表する。自称作家の佐久間恭治という25歳の男の行方を追って大掛かりな捜査網が配備されたが、恭治はまたしてもひとりの幼女を誘拐した。その子の父親はテレビ・レポーターの桑原で、普段は突撃取材で知られる彼もこの時ばかりは我が子の身を案じて独断の行動に移る。桑原は借金に苦しむ汚職刑事・岡村に取り入り、取材費を提供するとの名目で彼の捜査に同行した。刑事と一緒に行動すれば娘の安否がいち早くわかるとの考えだったが、そんな努力も虚しく娘は殺害されてしまう。ようやく恭治は逮捕されたが、彼を捕まえた岡村はすぐに警察には連行せず、自称ブレーン・クリエイターという矢作博士のもとへ恭治を連れていった。恭治を博士の実験材料として提供する代わりに、岡村はここでも多額の報酬を受け取る。矢作は恭治の頭に電気ショックを与えるが、その衝撃で恭治の頭脳がストップしてしまった。警察に連行された恭治は精神鑑定の結果、異常性愛者と判断され、無罪となって精神病院に送られる。一方、娘を失った悲しみのあまり精神のバランスを崩していた桑原は、娘の遺体の一部を食べて逮捕され、岡村も借金苦から逃れられず一家で無理心中を図った。矢作は行き過ぎた人体実験が明るみとなり、彼らは全員マスコミに追われる結果となる。しばらくして恭治は病院を退院したが、ここにもハイエナのようなマスコミが押しかけてきた。取材攻勢から逃れようとした恭治は、その途中でトラックにはねられ死亡する。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1997年
製作国 日本
配給 ポール・ギブソン フィルムメーカーズカンパニー
上映時間 85
公開日 1997年11月22日(土)公開
映倫 R15+
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