「地球交響曲 ガイアシンフォニー 第二番」(1995)

50点50
地球の未来にとって示唆に富むメッセージを持つ人々を描いたオムニバス映画。本編では、映画「グラン・ブルー」のモデルとなった海洋冒険家J・マイヨール、全人類の慈悲心の目覚めを唱え続け、1989年ノーベル平和賞を受賞した14世ダライ・ラマ法王、1960年から地球外知的生命体の探査を続けているF・ドレイク、岩木山麓に心を病んだ人たちのための憩いの場を作り、人の生と死に立ち会い、生きる喜びを分かち合っている佐藤初女の活動を描く。

あらすじ

「ひとりひとりの中に、神が宿っている」と語る佐藤初女さんは、“森のイスキア”という心を病んだ人々が集う安らぎの場を守る女性。幼い頃に大病をし、薬や注射ではなく食べることで元気になった彼女は、以後食べ物と食べることに心をひかれて生きてきた。彼女のもとを訪れた人たちも彼女の手作りの食事を戴くことによって、心を癒していくのであった。「私にとって海は、母なる星ガイアの子宮であり、羊水です」と語るジャック・マイヨールさんは、10歳の時、九州・唐津の海でイルカに遭遇し、それ以来イルカに魅せられ、自然とのつきあい方をイルカから学ぶようになる。彼は自然と寄り添い、自然と調和したとき、無限の可能性が生まれる“ホモ・ドルフィナス”という生き方を提唱するのであった。フランク・ドレイクさんは、1960年からずっと宇宙人との交信を夢見続けている天文学者。彼がETを探している理由は、自分とは、人間とは、生命とは一体なんであるのか、そしてこれから先どうなっていくのかということを彼らに聞いてみたいからだった。我々よりずっと進化しているはずの彼らは、きっとその答えを我々に教えてくれるだろうと考えているのである。もし、そのことで人類が美しく価値のある人生を送れるようになれるのなら、私の呼びかけはきっと役に立ってくれるだろうと彼は語るのだった。「人間の究極の本性は、慈悲と利他の心である」と教えを説く14世ダライ・ラマ法王は、人類の未来は明るいと話す。無限の利他心は地球規模の話ではなく、宇宙規模でも通用すること。しかも、その心に最近の思想家や科学者、政治家、実業家、そしてなによりも若者たちが気づき始めていることは、法王をより楽観的にさせてくれるのであった。ただし、その兆しはまだまだ幼く非常にデリケートなもので、我々一人一人がそのことについて自覚しなければ死んでしまう。そうしないためにも、世界中がもっと深くつながることが大切なのであると法王は結ぶのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1995年
製作国 日本
上映時間 130
公開日 2004年7月31日(土)公開
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