「犬笛」(1978)

80点80
大企業の謀略による殺人の現場を目撃してしまった娘が誘拐され、父親と愛犬の決死の追跡行が始まった。父と娘を結ぶのは、1本の犬笛と愛犬・鉄。父は鉄を連れて北海道から沖縄へ……。スリルとサスペンスの連続の三船プロ創立15周年記念映画。西村寿行のベストセラー作の映画化。

あらすじ

良子が七歳の誕生日に誘拐された。警察の捜査もむなしく、彼女の行方は不明のまま、母親は心痛のあまり発狂する。父秋津四郎は職をも投げうって、良子が首にかけたゴールトンホイッスルを手がかりに、果てしない追跡をはじめた。犯人たちの卑劣な罠や幾度の障害にも、秋津はアイヌ犬鉄の命がけの活躍で危機を脱することができた。良子を思う秋津の執念に、犯人に殺されそうになったところを助けられた規子も、また、今まで職業意識に徹し、功名心だけを得ようとしていた小西刑事も、大きな感銘を受けていた。犯人たちは遂に海へ逃亡し、日本脱出をはかる。犯入追跡に協力する海上保安庁の巡視船は全速力で追跡するが、もはや領海内での接舷は無理だった。他国領海内での警察権の行使は、重大な国際問題である。秋津の必死の懇願に、村田船長は悩んだ。だが、無線で秋津の妻が死んだことを知ったとき、領海侵犯で逮捕されるのを覚悟で、追跡することを決意する。海上保安庁長官のとめるのも聞かず、村田船長の率いる巡視船は秋津と小西を乗せ、犯人を追って他国領海へと突き進む。それは、父と娘の、愛の絆を知った村田船長の配慮と、勇気ある決断によるものであった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1978年
製作国 日本
配給 東宝=三船プロ
上映時間 139
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