「極道の妻〈おんな〉たち 危険な賭け」(1996)

【DVD発売中】

50点50
日本の極道界のトップ坂松組では、4代目の跡目争いで舎弟頭の佐渡拓磨と海原泰明の両者が対立。“北陸の女帝“と呼ばれる洲崎組組長の洲崎香矢は、借金を抱えて分の悪い佐渡に資金を提供し味方に。ところが、これがもとで、夫の弟分である神鳥組組長・神鳥亮平と対立してしまう。その頃、香矢を姐と慕う神鳥の妻・静尾の実弟で刑務所から出て来た新が、挨拶に香矢の家を訪れる。そこで新と香矢が溺愛する一人娘の香織は惹かれ合うが、やがて洲崎組と神鳥組の抗争が激化し……。工藤静香が香織を熱演。

あらすじ

日本の極道界の頂点に君臨した坂松組三代目組長が死んでから3年が過ぎ、その跡目を継ごうと名乗りをあげたのは、若頭の海原泰明と舎弟頭の佐渡拓磨のふたりだった。しかし、新興勢力の海原に比べ、バブルで弾けてしまった佐渡は各方面に借金などがあって分が悪い。佐渡は昔のよしみから、“北陸の女帝”の異名を持つ洲崎組組長の洲崎香矢に運動資金を提供して貰うことにした。香矢が佐渡側についたことで、香矢の亡夫の舎弟でありながら現在は海原派に身を置く神鳥組組長・神鳥亮平は、難しい立場に追いやられるだろうと胸騒ぎを覚える。そのころ、香矢を姐と慕っている神鳥の妻・静尾の弟の新が、2年の刑を終えて刑務所から出所した。香矢の家を訪れた新は香矢の愛娘・香織と出会い、お互い魅かれあうものを感じるが、素直でない性格のふたりは諍いを繰り返し、それはやがて洲崎組と神鳥組の小競り合いにまで発展してしまう。これにより、神鳥は海原の参謀・市元の指示で、佐渡とその後ろ盾の香矢を討つことを命ぜられる。香矢からの資金提供によりすっかり形勢を逆転させた佐渡は、香矢と兄弟の盃を交わして、さらに跡目に近づこうとしていたが、琵琶湖畔のホテルで行われた佐渡の激励会で、市元の送り込んだ刺客が佐渡を殺害し、会に出席していた香矢も神鳥に銃口を向けられた。もはやこれまでかと思ったその時、ようやく香織に自分の気持ちを打ち明けて結婚していた新が、義理の母である香矢の命を守ろうと、身をていしてそれを阻んだ。神鳥も義弟を撃つことはできず、市元の計画は失敗に終わって、神鳥は殺されてしまった。坂松組組長には入れ札の結果、海原が就任することになったが、海原は就任後まもなく、香矢の送った刺客・崎津によって殺され、その跡目に立とうともくろんだ市元も静尾によって殺害される。ところが、これは全て香矢の仕組んだ筋書き通りの展開だった。彼女は極道界の頂点を極めるという自らの野望のために、この危険な賭けにうって出たのだった。彼女を邪魔する者がいなくなった今、その野望は現実のものになろうとしていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1996年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 114
カテゴリ アクション
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