「カナリア」(2004)

【DVD発売中】

72点72
警察がオウム真理教の施設に強制捜査に入る際に携えていたカナリア。そんな小鳥のように、図らずも“闘う“ことを余儀なくされた少年少女の旅を、『黄泉<よみ>がえり』の塩田明彦監督がスリリングに活写。センセーショナルな題材ながら、子供たちの生の躍動と感情の強度に圧倒される快作だ。

あらすじ

テロ事件を起こしたカルト教団”ニルヴァーナ“の施設から保護され、関西の児童相談所に預けられた12歳の少年・光一。しかし、彼の洗脳は解けず、迎えに来た祖父は4つ年下の妹の朝子だけを引き取って行ってしまった。教団の幹部で、指名手配中の母の行方は分からないままだ。そこで、妹を取り戻す為、児童相談所を脱走した光一は、ひょんなことから知り合った同い年の少女・由希と共に東京を目指す。彼女もまた、母親を亡くし孤独な身の上だった。漸く辿り着いた祖父の家。ところがそこはもぬけの殻――祖父は、娘がニルヴァーナの一員だったことが世間に知れ、家にいられなくなったのだ。行き先を失った光一と由希を助けてくれたのは、偶然再会した元信者の伊沢だった。今は洗脳も解け、仲間たちと起業し更生の道を歩み始めていた伊沢のもとで、ふたりはひと時の平穏な日々を過ごす。やがて、伊沢たちによって祖父の居場所が判明した。山間の小さな駅に降り立つ光一と由希。もうすぐ妹に会える。だが、そんな光一に母が集団自殺を遂げたと言うニュースが知らされる。絶望。しかし、光一はそれを乗り越え、朝子を祖父から取り戻すと、由希と3人、明け方の道を歩き出すのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2004年
製作国 日本
配給 シネカノン=オフィス・シロウ
上映時間 132
公開日 2005年3月12日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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